[星野]
自分がうれしいという意味では、こう、何て言うんだろう‥‥正面から見ても、逆さにして見ても、どっちから見ても絵になってるみたいなのがいいなあ。
[ほぼ日]
「だまし絵」みたいな感じで。
[星野]
そうそう。
[ほぼ日]
ヒゲのはえたおじさんの絵をひっくりかえすとちがうおじさんの顔になる、みたいなやつ。
[ハマケン]
ああー、そういうのもいいなあ。
[ほぼ日]
じつはですね、寄藤文平さんが、
「だまし絵」のハラマキをデザインしてくださったことがあるんです。
[星野]
あー、そうなんですか。
[ほぼ日]
これなんですけどね、
「おなかまもりびと」
というハラマキです。
[ハマケン]
へえーー。
[星野]
これはすごい。
すばらしいですね。
[ほぼ日]
家の連なりが、だんだん人になっていくんですよ。
このデザインには、職人の技を見ました。
[ハマケン]
これ、いいっすねー。
なるほどなあ。
[星野]
ああ‥‥こういうすごいのを見ちゃうと‥‥。
[ハマケン]
見ないほうがよかったかも(笑)。
[ほぼ日]
すみません(笑)。
ご参考にと思ったのですが。
[星野]
だまし絵って、すごいですね。
[ハマケン]
やっぱりぼくらも、だまし絵でやりたいなあ〜。
なんか思いつかない?
自分たちらしい、だまし絵のデザイン。
[星野]
‥‥エッチなのは?
「春画」みたいな。
[ハマケン]
しゅ、春画!!
いい! それ、すごいいいっ!!
[星野]
くいつくねえ(笑)。
[ハマケン]
何かそれって、あれっすよね。
「ロック」ですよね。
[ほぼ日]
ロックなハラマキ。
[ハマケン]
「よく見ると女の裸なんだぜ」、みたいな。
[星野]
‥‥あ(ひらめく)、こういうだまし絵とか(描く)。
[ハマケン]
‥‥それが、春画。
[星野]
うん。
[ほぼ日]
これのどのあたりが、だまし絵なんでしょう?
[星野]
逆さにすれば「山」にも見える。
[一同]
(笑)
[星野]
こっちから見ると「山」で、こっちから見るとちんこ。
[ハマケン]
すごい! ある意味すごい(笑)。
[星野]
われながら、ひどいっすね。
[ハマケン]
でもこれは、いわゆる実験ですよ。
[ほぼ日]
かなりの実験だと思います。
そもそも、だまし絵というか、どう見てもそれは‥‥。
[星野]
でもほら(描く)、3つくらい並べると、だまし絵っぽくない?(笑)
[ハマケン]
だまし絵っぽいかも。
[星野]
もっと描こう、横一列に。
[ハマケン]
あとさ、あとさ、ちょっと貸して。
‥‥山とちんこが、わーっと並んでて(描く)、そのなかに1個だけ、ダイチくんが!
(ダイチくん→伊藤大地・SAKEROCKのドラムス)
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