[糸井]
やあやあやあ! お待たせしました。



[清水]
(すでに到着)
おひさしぶりです!
なんかブイヨンが飯島さんのチキンを食べちゃったんですって?

[糸井]
そうなんですよ。
そんなことする犬じゃなかったのに。

・おっそるべし、飯島奈美レシピ!
『LIFE2』の「クリスマスチキン」、
「ほぼ日」のなかでは、何人もの人たちが何度もつくってて、
「うみゃいうみゃい」と大評判なのですが、我が家ではまだつくってなかったので、けっこうぼくが主役になって、連休につくったんです。

フライパンで焼くときに、ちょっと焦がしちゃったけど、ある程度予想通りにうまそうにできた。
皿に盛りつけて、食卓に置いてですね、ぼくは台所で別のことをちょっとやってたわけですよ。
そしたら、なんと、ブイヨンができあがったチキンを、食卓から落として食べはじめているではありませんか。
いまだかつてこの犬はですね、人の食べものを奪おうとしたことは、一度もないんです。
それが、こっちが目を離していたとはいえ、勝手に我が物にしようとしていたとは!
そのようすをぼくが発見したとたんに、あわてて「ハウス」に隠れました。
いけないことをしているという自覚があったんですよね。
どちらかといえば、食にはあんまり興味のない犬ですが、すき焼き用のいい牛肉には、食いつきました。
しかし、食卓の人間のものを取ろうとはしなかった‥‥。
幸い、ほんのちょっと取られただけで、ローストチキンは返してもらいましたけどね。
ほんとにうまいわ、しかも、うちの犬を変えちまった。
(2010年1月12日の「今日のダーリン。」より)


[糸井]
それからね、どうも不良化しててさ、散歩から帰ってきたとき、ぼくがお風呂場でお湯を出している間、玄関の土間のところでおとなしく、足を洗われるのを待ってたのに、今日、こう、廊下のほうまで、足をかけてたりしててさ(笑)。
不良化!
そんなことなかったの。
ない犬なのに。

[飯島]
やったぁ(笑)。
人生たのしまなきゃ、みたいな。



[糸井]
まいったよ。ほんとまいった。
で、目が合った途端に、さぁっと犬小屋に逃げてさ。

[清水]
うちは、飯島さんのチキンじゃないけどチキンに味付けしておいて、寒いからベランダに置いといたの。
そしたら、猫がそれずーっと見ながら、ものすごい量のよだれを垂らしてたって。
食べなかったけど。

[糸井]
ははははは!
ものすごい量のよだれ!
その猫はよその猫?

[清水]
うちの猫。

[糸井]
食べなかったって、えらいね。

[清水]
人間の食べ物あげたことないから。

[糸井]
うちは、ひとが変わっちゃったっていうか、困ったなぁ。
(飯島さんに)‥‥で、今日は?
ぼくも知らないで来てるの。
誰も知らないの。



[清水]
へぇー。

[飯島]
今日は、いろいろありますよ。

[清水]
いいな。
ひとんちにおじゃまして、ご飯って、ほんとしあわせですよね。
だって、ないもん、あんまり。

[糸井]
しかも、ただのひとんちじゃないからね(笑)。
悪い人だからね。

[清水]
どこがですか?(笑)
あ、犬をね。

[糸井]
オレ、いま、ものすごく順調にダイエットができてるんだよ。

[清水]
ああー‥‥NHK(ためしてガッテン!)のやつ?

[糸井]
そう、計るだけダイエット。あれはいい。
いま、すごい専門家なんだよ。

[清水]
ちょっと、待ってください。
何日目? ダイエットし始めて。
わたしものすごいうるさいですよ?
ダイエットは(笑)。

[糸井]
そう?

[清水]
何日目?

[糸井]
‥‥‥‥10万、4日目?



[一同]
なはははは‥‥(笑)。

[糸井]
いや、4日はウソかな。
5日か6日かな。

[清水]
ほんとにそんな程度なんですか?

[糸井]
でも、もうきれいに1.5キロいきましたよ。

[清水]
ふーん。

[糸井]
しかも一番減らしたかったお腹の脂肪ですよ。

[清水]
でも、うーん4日目だと、うーん。

[糸井]
10万7日!
じゃあ。

[清水]
ダイエットし始めて下がったときは、やっぱり、しゃべりたがるもんなんです、人間。
ふっ(笑)。

[糸井]
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