まつがい

若い営業の人が用事で我が家にやってきた時の事。
手続きが長引いたので母がコーヒーを出した。
母「お砂糖要ります?」
営業マン「お願いします」
営業マンは一口だけ飲んで、手続きの作業を続けた。
作業も終わろうかという頃、母にうながされて残りのコーヒーを飲もうとした営業マンは、困惑してこう言った。
「すみません‥‥なんか‥‥ 固まってて
 飲めないんですけど‥‥」
スティックの砂糖のつもりで粉寒天を出してしまった母なのだった。

(営業マンにはコーヒーを入れ直した)


2014/05/24
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