言いまつがい

知人の栄養士さんが病院で働いていた頃の話です。
食事の配膳台にはお茶用のヤカンと残飯を入れるバケツを用意しなければなりません。
時間と戦いながら必死に用意していた彼女は
「よし、これで大丈夫!」
と仲間に配膳台をゆだねたあと、
「あ! 忘れてた!」と気づいて慌てて
「待って!
 バカンとヤケツ!
 バカンとヤケツ〜!!
と病棟の廊下に響き渡る大声で何度も繰り返し叫んだそうです。
しかも、突っ込まれるまでまったく気づかなかったそうな。
本当に大変なお仕事です。

(もんきち)


2014/09/11
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