高校時代のある日の帰りのことです。 友達数人と電車に乗っていた時、途中の駅で 「通過待ちのため、しばらく停車します」 という車内アナウンスがありました。 ひとりの友達が空になった缶ジュースを捨ててくると言って席を立ちました。 「行ってる間に、電車出ちゃったらどうすんの。 やめとき〜」と皆が言うと彼女は 「大丈夫〜。なんかあった時のために これ持って行くから〜」と財布を片手に持ってヒラヒラさせながら明るく車両からホームへ。 ちょっとして 「ゴン!」という鈍い音と 「キャー!」という叫び声が‥‥。 彼女はスナップをきかせた右手で財布をごみ箱に投げ込んでいたのでした。 なお、財布は無事救出、一部始終を見てた車掌さんが発車を待ってくれました。
(ハハハの母)
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