2012/08/09
オリンピックのある風景 (1/1)



現在、うちには、両親、祖母(99歳)のほかに、私、イギリス育ちのオランダ人のダンナ。
休暇でシンガポールから帰国中の妹、妹のダンナ(フランス育ちのカナダ人)、甥っ子(6歳。NY生まれ)
と、なかなかのカオスな状況で観戦中です。 高血圧の母親は、関係各国の応援に力を入れすぎ、血圧上昇。
糖尿の父は、深夜観戦の夜食の食べすぎで、血糖値が高めに‥‥。
ダンナ二人は、応援する国が多くて、忙しそうです。
ついには、本日、かかりつけ医から、両親に観戦禁止令が出てしまいました。
あぁ。これ以上、母親の血圧、上げたくないのですが‥‥。
でも、観たい。母といっしょに今日もTVの前に陣取ってます‥‥。
どうか、無事に、閉会式まですごせますように‥‥。
(オランダは、ネーデルラントと呼んであげる)

す、すごい!!
この家、取材に行くべきでしょう。
競泳とかかな、いちばん盛り上がるのは。
とはいえ、血圧関係、どうぞお気をつけて。



寝不足を「時差ボケ」と言い張っている。
(さくらゆ)

合ってるような、合ってないような。


病院勤務の者です。
建物内が複雑でわかりにくいのですが、さっき、おばあちゃんが
「X病棟どこだえん‥‥や、あっつだな」
と案内表示をみて方向転換したところ、ついてきた小学2-3年のお孫さんが、跳馬前のウッチーポーズを決めた後に
「あっちだ、行くぞ!」
と元気に走って付いていきました。
‥‥かわいさのあまり、おこづかいをあげたくなりました。
(ぷん)

あの、両方の手のひらを上下にずらせて合わせて方向をたしかめる、みたいなやつね。
いいなあ、あれを真似する小学生。



眼科の待ち合い室にて、おばあちゃん方が
「最近寝不足なのよ、 遅くまでオリンピック観ちゃうから。
 しかも昼間の再放送も 結果がわかってるのにまた観ちゃって‥‥ 何回観てもいいのよねえ」と。
少し離れた位置に座っていた女子大生も同じ毎日を過ごしているよーおばあちゃーん!
(ゆう)

話しかければよかったのに。


用事で市役所に来ています。
今、館内放送が!
「本日4時頃、ロンドンオリンピック、 アーチェリー女子団体で 銅メダルを獲得した蟹江選手が、 凱旋報告にいらっしゃいます。
 東庁舎入り口でお出迎えをお願いします」だって!
え〜! 今は2時。そして私は3時半には次女の出演する合唱コンクールを聴きに市民会館に行かなくちゃならない。
あ〜! 蟹江選手お出迎えしたかったよ〜!
(ポコポコ)

おお、ニアミスさえ、ちょっとうらやましい。
いまなら1時間くらいなら余裕で待っちゃいそう。
メダルも見られるし。



今年の3月に離婚しました。
最後は疲れて果てて承諾しましたが、私は望まない離婚でした。
一人暮らしを始め、夜遊びしてはじけたかと思えば家で一人号泣する、不安定な毎日でした。
そんな毎日も段々と落ち着きを取戻し、一人でいることがそんなに寂しくなくなってきた頃、ロンドンオリンピックが始まりました。
今まではそこまでオリンピックに関心がなかったのですが、今回は夢中で観戦しています。
熱くなり、感動し、勇気をもらい、元気が体中に溜まっていくのを実感しています。
にわかにファンになることやものすごく熱中してしまう私の性質をあまり良く思わないであろう元旦那がいたら、好きな時に好きなだけ観戦できなかったかもしれないな。
一人でよかったなー、なんて思ったりまでしています。
こんなに楽しめるなんて思ってもいませんでした。
「観たぞ」を読んで自分も観てみようかなと思ったのも、観戦のきっかけなんですよ。
アスリートたちと応援する人たちと「観たぞ」に、感謝です。
これからは、スポーツ観戦も楽しみのひとつになります!
(と桃)

「『ひとり』が、まずはすべてのはじまりです。」
うちの師匠の糸井重里のことばです。
なにしろ、たのしいことも、めんどうなことも、いろいろあるにきまってますよねー。



夕方、実家に帰って母とオリンピック談義に花を咲かせていたら、帰ってきた父がただいまも言わずに「今日はなんやー?」、母が「女子レスリング!」。
私はこのふたりの子どもだなと納得しました。
(ぶん)

ああ、オリンピックのある風景。


今日、うちのネコが5時間も台所で昼寝をしていたらしい。
「へーそんなに昼寝するなんて珍しいなぁ〜」
というわたしに母が、
「この子も夜どっかでオリンピックみてたりして」
あると思います。
(寝不足で口内炎)

いい話だニャー。
また明日ニャーーーーー!



前へ 次へ


友だちに教える
目次へ
ほぼ日のTOPへ