ジャレド・ダイアモンドさんの本のこと ジャレド・ダイアモンドさんと糸井重里の対談、連載初日ということで、もともとジャレド・ダイアモンドさんの大ファンだったに 「ダイアモンドさんの本の魅力って なんでしょう?」 と聞いてみました。 「ジャレド・ダイアモンドさんの本は、 自分の思い込みや常識が ゴロッとひっくり返される 気持ち良さがあるんですよ。 たとえば新刊の『昨日までの世界』は、 伝統的社会の例が たくさん出てくる本なんですけど、 今の日本での常識と まったく違う例がたくさん出てきて、 『ふつうだと思ってたことも ふつうじゃなかった!』と 目からたくさんウロコが落ちるんです」 「あと、私が最初に読んだのは 『銃・病原菌・鉄』なんですけど、 これは、登場する事実それぞれは 新しいものではないんです。 でも、それをダイアモンドさんが つないでいくと 『おお、そうだったのか』 という大きな気づきになる。 このダイナミックな体験も、 すごく面白いです。 我を忘れて、夢中になって読みました」 シノダに影響を受けて、ぼくも本を読んだのですが、ほんとに「へえー!」という気づきがたくさんあって、すごい。 ものすごく面白い大学の講義を受けているような読みごたえでした。 それぞれ分厚い上下巻なので、すこし読み始めるのに気合いはいるかもしれないのですが、連載で興味を持たれたら、ぜひ。 読み終わったとき、自分の視点がちょっと変わるような本だと思います。 2013/03/04 17:28 |
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