和田誠さん『画廊の隅から』

窓際で経理書類をファイリングしているとともにお知らせします。

和田誠さんが、毎週
HBギャラリーで展示なさっている絵が
『画廊の隅から』という本になりました。

これらの絵は、東日本大震災のあと、和田誠さんが毎週10枚ずつ描いて、ギャラリーで展示販売されているものです。
1枚1万円です。
売上はそのまま、寄付されています。
この本にはこれまでの500枚の和田さんの絵が載っています。


「すごいすごいー。すごい量!
 和田さんすごい!!
 誰でも原画を買えるの? わーー」

ねぇ? すごいね。
おひとりで毎週こつこつ500万円分ですよ。
その絵のすばらしさ、仕事量もさることながら、この泉のようなアイデアといったら‥‥。
そうだ、これはあの男に見せてこよ。


「もー。やめてくださいよ。
 『横尾忠則全装幀集』を見て以来、 落ち込んでるんスから。
 わー!! こんどは和田誠さん!!
 わーー!! やめてーー!!
 わーーーー!! どひゃーーー。
 どんだけーーーー!!
 俺はいままで、何をやってたんだ!!」

いやはや。
デザイナーでなくとも、こうなります。
「巨匠の仕事を目のあたりにして落ち込む」
の巻、まだまだつづくことでありましょう。

2013/06/27 15:54

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