福森雅武さんの 「掛仏」と「陶仏」。

さきほど「うつわ」のことを書きましたが、
「福森雅武のあそび部屋」には、ほかにも、かなり、すごいものが並んでいるのですよ。

きょうはまずひとつご紹介します。
「掛仏」。
レリーフのような、陶板の仏さま。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、十一尊の仏さまが彫られています。
福森さんのつくる「陶仏」は、もともと、比叡山での千日行のとき、出土した粘土があまりに良質だったので、その土をつかって作りはじめたのが最初だとか。
焼き方は「野焼き」といって地面を掘ったところに作品を並べ、薪を使って1000度を超える温度までもっていくという、とてもたいへんな方法をとっています。

炎のなかから生まれる、仏さま。
今回、不動明王や如意仏、愛染明王などの単体での陶仏のほかに、この「掛仏」が飾られています。
ちょっと暗いときに撮った写真なのですが表情がとてもゆたかなのがおわかりいただけるといいなあ。
お近くのかたは、ぜひ、実物を見にいらしてくださいね。

2014/08/04 18:30

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