編集者が読み終わった本 ‥‥の、古本市。

西武新宿線の新井薬師前駅に
スタジオ35分というちょっとおもしろい場所があります。

ここを知ったのは、数ヶ月前。

ビルの天井裏に張りめぐらされた
「ダクト」の清掃の仕事をしていた男性が仕事の前に、儀式のように目の前の風景(つまりダクトの中)を
「写ルンです」でパチリと撮影し続け、その写真の展覧会をここでやっていて、
「わーーー‥‥!」と、驚いたんです。

この東京にも、まだまだ
「ほとんど誰も見たことのない場所」があるんだなあ、という驚きでした。

で、そんな「スタジオ35分」で
「編集者が読み終わった本」を集めて古本市を開催しています。

古本を提供した編集者は総勢7名。

老舗文芸誌の小説の編集者、アート写真集の編集者、外国の新聞社で編集をしている人、ディープな実話誌の編集者‥‥などなど様々なジャンルの編集者が
「読み終わったけど捨てたくない、 誰かに手渡したい本」を
「100円」からのじつにお安い価格で販売しています。

昨日、1時間くらい滞在したのですが近所の方がフラリと入ってきて
「20冊」くらい買って行かれたりして、なかなか盛況のようでした。

置いてある本も、その道に詳しい編集者たちが
「読み終わったけど捨てたくない、 誰かに手渡したい」
と思っているものなだけあって、どれも、なかなか興味をそそります。

もしご興味ありましたら、ぜひ。
4月11日(土)までの開催です。

ひとつ気をつけていただきたいのは
「18時開店、23時閉店」
という、トリッキーな開店時間。

つまり「夜」しか開いていませんのでその点、お気をつけください。

となりにバーが併設されているので買った本をめくりながらお酒を飲んで帰ることも可能ですよ。

新井薬師前の駅からは数分でつきます。

昨日の初日の時点ではまだたくさんの本が並んでいましたがもし、けっこう売れちゃっていたら、申しわけございません!

2015/04/09 17:33

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