マルナゲドン

が、柿の種をぽりぽり食べながらやってきて、
「あのさー」と話しかけてきました。


「‥‥と、いうわけなんだけどさ、 これっていわゆる 丸投げ、ってことだよね」

そうですね、しかも山下さんは、今日ふたつめの丸投げですよね‥‥。

(そうなんです、昼間も、 私は山下に、あることを 丸投げされたのです。
 山下は、ばつの悪さで 持っていた柿の種を ぜんぶ食べてしまいました。
 それが1枚目の写真を撮ったとき)

カメラを左にふるとがいました。
そして、すぐさま書類を持ってきました。
「あのさー、この企画なんだけど‥‥」

ひぃえぇ、また、丸投げ?

永田は、丸投げじゃない、俺のはそうじゃない、と主張していましたが、ここは丸投げにしといたほうがおもしろいのに!! と山下と私に逆ギレされていました。

上着を羽織って、これからふたりは夕食に行くそうです。
(帽子、ダウン、くびまきの 色ちがいコーディネートが おそろいですごいですね)
私の手元に、丸投げされたふたつのボール、丸投げされなかったけど宙ぶらりんになったボールが残っています。

ちなみに、弊社では丸投げをする際の告白をマルナゲドンと言います。
マルナゲドンは怖いけど、これはあんがい、悪いことじゃないと思います。

2016/02/10 20:22

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