オバケ?

ヒュードロドロドロドロ‥‥‥‥ここは立川、PLAY! MUSEUM、とってもひんやりしております。
現在、「オバケ?展」が開かれています。
オバケを見て、感じて、知って、なる、チャレンジングな展覧会です。

会場のどこを切ってもオバケ、買いものもオバケ、カフェのごはんもオバケです。
私はせなけいこさんのファンなので、原画が見られるのをたのしみに出かけました。

途中、ギャラリートークが開かれたのですが、解説の方のうしろに、ずーっと白いオバケがはりついていて
(2枚目の写真)、私にしか見えてないと感じて恐ろしかったです。

その後、そのオバケ(祖父江慎さん)はご自身のデザインした「オバケ湯」の解説もなさっていました。
オバケ湯は濡れずに入れますので、訪れたみなさん、どうぞゆっくりつかってきてください。
(6枚目の写真)
靴は脱いでも服は脱がないでほしいとオバケは言っていました。

会場の一角では古今東西のオバケの絵本も展示されていて、何冊かは手にとって読めます。
私の大好きな『おしいれのぼうけん』も『モチモチの木』もありました。
もちろん『ねないこだれだ』もです。

私はいまも、夜ひとりでお風呂に入るのが怖いです。
小さいときにみんなから「怖がり」とからかわれて、これは大人になったら治るんだ、と信じ続けてきたのに、50歳を過ぎたいまもすごく怖いです。
でも、会場で名作の絵本をめくっていると、私はオバケを怖がってばかりではなかった、こうしてオバケに救われた日々もあったではないか、ということを知りました。

見終わったあと、カフェでパフェを食べて図録を読み込んでいたら、いつのまにか私もオバケになっていました。

みなさん、どうぞこの夏、オバケを見る目を養ってきてください。

→PLAY! MUSEUM 「オバケ?」展 〜史上初のオバケ万博へようこそ〜

2024/07/14 13:55

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