愛犬モヒモヒ。その2

つづきです。
うっかり防止隊のメールを購読いただいているかたで昨年10月19日配信の
「ハラマキ締切の巻」を保存しているかたは、そう多くはないと思いますので、長くなりますがその一部を、
(一部なのに長いですが)
ここに採録いたしましょう。

うっかりしてませんか!
うっかりしてませんか!
一週間のはじまりだぜ。
うっかりしてませんか!

さぁ、みなさん、締切ですよ。
締切というのは、締めたうえに切られるというたいへん厳しいものですから、うっかりしていてはいけませんよ。
さぁて、いったいなんの締切なのか?
それこそが本メールの趣旨でございます。
なにがいつどのように締め切られるのか?
私たちはこれからしばしに渡り文字と行の森をさまよいながら、その謎の核心へと近づいていくのです。
行く手にはさまざまな障害が立ちふさがることでしょう。
真理は近づくかと思えば遠ざかり、たわむれに道しるべを残して我ら求道者をもてあそぶことでしょう。
しかし! くじけてはいけません!
終わらない無駄話はないのです。
信じていれば、いつかきっと、本題の女神が目を覚ますはずです。
さぁ、剣をとり、愛犬モヒモヒといっしょに冒険の旅に出かけましょう!
暗号を解きましょう。
石板をつなぎ合わせましょう。
影の落ちた場所を掘りましょう。
隠し扉を見つけましょう。
古い柱時計の時刻を合わせましょう。
落とし穴に1回落ちましょう。
天井がおりてくる部屋でパニックになりましょう。
ロウソクの火を吹き消しましょう。
ガイコツを見つけて肝を冷やしましょう。
見張りの目を盗みましょう。
門番を眠らせましょう。
強力な武器を手に入れましょう。
内側からカギを開けましょう。
天井裏から盗み聞きしましょう。
もう少し、というところで見つかって投獄されましょう。
見せしめにぐるぐるしばられたままぐつぐつ煮えたぎる油の海に突き落とされかけましょう。
そこで愛犬モヒモヒに救われ九死に一生を得ましょう。
行きがかり上、行動をともにしたヒロインと、ピンチを乗り越えることによっていい雰囲気になっておきましょう。
逆襲に転じましょう。
とらわれていた人たちを解き放ちましょう。
敵の心臓部に忍び込み、機能をマヒさせましょう。
最後のボスをひとりで追い詰めましょう。
ヒロインを人質にとられましょう。
武器を捨てろと言われましょう。
ああ、もう万事休す、と思ったそのとき、愛犬モヒモヒにピンチを救われましょう。
苦しいときのモヒモヒだのみ。
けっきょく、この物語はモヒモヒのためにあったのです。
そして、モヒモヒは伝説の犬となり、封印された本題の箱を明けるのです。
すると、そこには、なんと・・・!
(2009年10月19日配信 「うっかり防止隊です!ハラマキ締切の巻より)


そう、おわかりですか、愛犬モヒモヒは、が創造した架空の犬!
それがここに現実に!

(つづく)

2010/02/01 16:57

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