途方に暮れる三人の男 そこには、三人の男がいた。 12周年のイベントで、チームを組む男たちだ。 場所は舞台袖である。 確認をしないとならない項目を確認すべく、会議の場所をさがしているが、どうも見つからない。 まあいいや、とおもって、そのあたりのテーブルではじめた。 「え? で? どうしてそうなるの?」 「いや、僕はそう聞いてます。」 「なんでパソコンは3台とか?」 「いや、僕はそう聞いています。」 「え? トランシーバーは?」 「それは俺が! いや、なに? 俺の手元にはこない?」 「え? それはなに?」 「写真?」 「それで?」 「スライドだって。」 「大丈夫か? 俺たち。 なんだか『ターヘルアナトミア』みたいな 状態だぞ。」 「誰が杉田玄白だ?」 「オレオレ俺。」 「いや、お前は前野良沢だろう。」 というような会話をしばらくしたのち、 「だいたいわかった」というところまでどうにかしていました。 2010/06/01 17:43 |
前へ | 次へ |
日付を指定して見る |
感想を送る 友だちに教える ほぼ日のTOPへ戻る |