2010/02/22
オリンピックのいい話



昨日の夕刊に、小塚くんの記事がでていました。
父をコーチに持つ小塚くんは、父と子、コーチと選手という異なる立場に戸惑い、余計な反発をしてしまう時期があったようです。
そんなときにアドバイスをしてくれたのが、ハンマー投げの室伏広治さんなんですって。
室伏さんも同じ境遇、
「父の言葉を、素直に受け入れられるようになれば、 もう一段上にいける」。
これって、スポーツ選手としても、人間としても成長できるようなアドバイスですよね。
難しい言葉じゃないけど、とてもいい言葉をもらったなぁって、嬉しくなると同時に、室伏さんのことも尊敬しました。
スポーツが人間を育てるって、こういうことなんだなぁ。
(ワナ)

室伏選手の試合のときは客席にかならずビデオを回すお父さんがいますよね。


おそらく多くの方がメールしていると思いますが‥‥フィギュアスケート・高橋大輔選手に試合後インタビューした松岡修造さんのお話から。
織田選手が競技中に靴のひもが切れてしまったことを知り、
「実は僕の靴のひもも、前日にほつれてしまったんです。
 でも、ひもは替えませんでした」と、高橋選手。
おそらく織田選手と同じように、微妙な感覚が変わるのが嫌だったのではないでしょうか。
「本番中にひもが切れたら、それもまた自分の運命」
と思って、高橋選手はひもを替えなかったそうです。
すると長光コーチが、
「実は前日の夜に、 内緒でひもを替えておいたんですよ」と。
それを聞いた高橋選手は驚き、
「全く気付きませんでした」とおっしゃったそうです。
たぶん靴ひもを替えても、感覚にそこまで大きな差はでないのではないかと思います。
でも、試合前のナーバスになっている選手にとって、些細な「違い」が、大きな不安になってしまう。
しかし、ほつれたままでは演技に支障がでてしまうかもしれない。
それらすべてを考え、こっそり靴ひもを替えた長光コーチ。
長年高橋選手を支え、見守ってきた長光コーチだからこそ、高橋選手にとって最もベストな選択をすることができたのではないでしょうか。
私は長光コーチに金メダルを贈りたいです。
(大魔神先生)

うーん、すごい話ですねぇ!
どうもありがとうございます。


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