それぞれの3月11日

3月11日のほぼ日刊イトイ新聞には、いったいどんなコンテンツがあるべきなんだろう?

私たちはそれをずっと話し合ってきました。
何気なくしゃべってみたり、深く長く掘り下げてみたり。
答えは、かんたんには出ませんでした。
けれども、いろんな考えを重ね合わせていくうち、すこしずつ、見えてきました。

まず、忘れないこと。
ぜんぶの選択は、ぜんぶ正しいということ。
その場しのぎのアイデアで切り抜けないこと。
等身大の自分たちにできることをすること。
ほんとうに思っていることに根ざすこと。

思えばそれは、あの日のあと、私たちが自然に選んできた姿勢ととても似通っていました。

私たちが思ったのは、こういうことです。

「その日をどういうふうに過ごすか考えよう。どういうふうに過ごしても、正しい。どう過ごしてもいいから、3月11日をどういうふうに過ごすか、ひとりひとりが、考えよう。」

まず、「ほぼ日」の乗組員全員に訊きました。
──ねぇ、3月11日、なにしてる?

これから3月11日まで、いろんな人に、そう訊いていこうと思っています。

そう、もちろん、あなたにも。


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乗組員編
いろんな人たち編 その1
いろんな人たち編 その2
気仙沼の人たち
いろんな人たち編 その3
いろんな人たち編 その4
いろんな人たち編 その5
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