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山下さんは自分のたましい年齢を
すごくおじいさんなんじゃないかって
言ってましたね。 |
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ええ、家内に相談しましたら、
「おとうさんは、ぜったい、おじいさん」
と言われまして。 |
全員 |
ああ! |
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ふふふ。 |
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みょうに考え込んでしまったり、
判断が遅かったりするところがあるのを
自覚しているものですから。 |
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スピード感というところで
おじいさんだと思われたんですね。 |
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はい、こうして「ほぼ日」に入って、
皆さんの速度に
付いて行くので精一杯です。 |
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若者のように走らないってことでしょうか。 |
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そういうところがあるかな。 |
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なるほど。 |
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いえいえ、山下さんの決断は、
早いですよー。
仕事はかなり「ぱきっ」と決められます。 |
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そうねえ、でも、
仕事上の判断の早さみたいなことと
たましい年齢は別のことかもしれないですね。
さあ、皆さん、見てみましょうか、
この自称おじいさんの手を。 |
全員 |
あーーー、怖い、怖い。楽しみ! |
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‥‥ちょっと震えが。
汗もでてきました。
代謝がよくないのに。 |
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(手のひらを見て、一瞬で)
あ、けっこう若いですよ。 |
全員 |
はやっ! |
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あのね、あなたは社会に対してうぶな人ね。
だから社会性ということではすごくまだ、
‥‥ごめんね、就職活動中みたいな感じなの。 |
全員 |
へええええ! |
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山下さんはずっとフリーランスでやってきて
44歳にして初就職だったんです。
しかもまだ1ヶ月めです。 |
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たましい年齢‥‥感性とか心の受け止め方、
っていうことだと、
うん、糸井さんより1個下、
27歳ぐらいですね。 |
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いや、あの、嬉しいです。
病気かと思っていたら
お医者様から健康ですって言われたみたいな。 |
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おじいさんじゃなかったですね。
で、すごく社会に対してうぶ。
ここのみんなの方が、
実年齢はあなたよりも若いけれど、
経験を積んでるんです。
就職活動中と言ったのはそういうこと。 |
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いやいや、ほんとにそうです。
ビックリした‥‥。
就職活動中っていう言葉はすごいですね、
ずっと何か、その言葉の周りで
うろうろしてたような気がします。
フリーランスの間も、
ずっと、居所がはっきりしないで。
今もそうですし。 |
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今、もうとりあえずここに
安心して止まり木のようにいさせてもらって、
これから先を見ていけば
いいんだろうと思いますね。 |
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止まり木‥‥ですか。 |
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すごくいい止まり木に恵まれましたね。
止まり木にしちゃうの失礼だって
思わなくていいんだと思います。
止まり木にいる人って、
そこで育って方向性をみつけて
飛び立って行く人と
学校なら単位とれなくてブーたれて
退学しちゃうみたいな人もいますよね。
今、止まり木を与えてくださる
糸井さんという人も
止まり木での時間を体験したことがあるのかも。
だから、じぶんが差し出した止まり木で
人が育っていくのを見守ることも
とても嬉しいことに
なっているのではないでしょうか。 |
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ああ‥‥何か、
マッサージを受けたような気持ちです。 |
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じぶんではじぶんのことって
わからないものなんですね。
思いこみが正しいわけじゃないし。
山下さん、おじいさんだって思ってて、
しかもそれをいいことだとは
思っていなかったわけでしょう。 |
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おじいさんがいやだっていう
ことじゃないですけど、
どっちかなって思うときに
悪い方に思い込む癖があるんです。 |
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奥さんがはっきりと、
あなたはおじいさんだって言うのは、
「もっとしゃきっとしてちょうだい、
スピード感出して」って、
軽ーく、薄ーく、諭されたということかも。
「あなた、もうちょっとね、若者らしく、
打てば響くになってちょうだい」って、
それは奥さんからのお願いです。
頑張ってねー。 |
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たしかに、「明日着て行く服を
出しておいてね」っていうのもダメなんです。
自分で選ばないというところから
老いがはじまるのよって。 |
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「明日着て行く服を」? |
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(夫あり)
「出して」? |
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(夫あり)
「おいてね」? |
全員
(女子) |
そりゃない! |
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でもたしかに素敵なTシャツをお召しね。
奥さんの見立てがいいのね(笑)。 |
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そうか、27歳ですか。なるほどなあ。 |
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あ、そういう武井さんはいくつなんですか。 |
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ぼくは見てもらったんだけど‥‥、
それがちょっとフクザツで‥‥。 |
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あら、すばらしいことなのに。
武井さんは46歳。
でも23歳がふたりいる。 |
全員 |
ふたり? どういうこと?! |
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(つづきます!) |