「第1回ほぼ日マンガ大賞」は
締切らせていただきました。

たくさんのご応募、ありがとうございました!
9月中の発表を楽しみにお待ちくださいませ。


そういうわけで、
あっという間に募集をはじめます。
マンガの描き手をつのります。
まったくもって、いろいろと自由です。
今日、応募してくださってもかまいません。
まず地区予選によって各県の代表が選ばれ、
みたいな面倒な段取りは踏みません。
結果は半年後に発表、なんていう
もったいのつけかたもしません。
早ければ、10月くらいには
連載をはじめてもらいたいと思っています。
けっこう真剣です。

けれども、ほぼ日刊イトイ新聞は、
当然のことながらマンガ雑誌ではないので
募集にあたり、いくつか知ってほしい、
「ほぼ日ならでは」のことがあります。
以下、ご了承のうえでご応募なさってくださいね。

1:大賞を獲っても賞金はありません。

私たちは、おもしろいマンガを描く人と
お仕事をしたいと思っています。
いただいた作品に評価をくだすようなつもりはありません。
いわば出会いのイベントですから、
大賞を獲った人に賞金を差し上げる予定はありません。
そのかわり、すぐに連載をしていただきます。
奨励賞も、審査員特別賞もありません。
描き手として参加していただけるかどうか。
それがほとんどすべてです。


2:著名な審査員は参加しません。

ま、糸井重里という人が、著名といえば著名ですけど、
そのほかに有名な方が審査をするということはありません。
じゃあ、誰が審査をするかというと、
「ほぼ日刊イトイ新聞の乗組員全員」
ということになります。ちなみに、30名弱、います。
ものすごくマンガに詳しいという人はいませんが、
マンガをまったく読んだことがないという人もいません。
いわば、ごくごくふつうのマンガ読者が
30人ほど集まっているということができます。


3:原稿料が出ません(きっぱり)。

これ、驚かれる方も多いかもしれませんね。
でも、ほんとうです。出ません。
というか、ほぼ日刊イトイ新聞の
もっとも基本的なお約束のひとつなのですが、
「ほぼ日」に連載されているすべてのコンテンツは、
書き手の方から、すべて無料で提供されているのです。
いまでもときどき「ほんとですか?」って訊かれますけど
ほんとうです。ずっとそうなんです。
ですから、この企画から
連載をはじめてもらうことになったとしても、
日々の原稿料は、出ません。でも‥‥。


4:連載は単行本として出版する予定です。

きちんと連載がはじまり
きちんと連載が進行すれば、
という最低限の条件はつきますが、
基本的に、連載は書籍化し、出版するつもりです。
そこではもちろん印税をお支払いいたします。
もちろん、販売や広報に関しては、
ほぼ日刊イトイ新聞をあげて
バックアップさせていただきます。
そうそう、もうひとつ、
連載をはじめるといいことがあります。


5:たくさんの「ほぼ日」読者が、  あなたの作品を読むことになります。

ほぼ日刊イトイ新聞は、
1日100万ヒットを記録するウェブサイトです。
(じつは、最近またアクセス数が伸びていて、
 120万ヒットを記録するようになっています)
たくさんのお客さんが訪れますから、
たくさんのお客さんがあなたの作品を読み、
あなたの名前を知ることになります。
いろんな業界の人が読んでいますから、
いろんな業界の人があなたを知ることになります。
確約はできないのですけれど、
それによってあなたのキャリアは
大きく広がるのではないかと思っています。
この募集をきっかけに、
応募された方の仕事が広がることがあれば、
こんなにうれしいことはありません。
実際、ほとんど無名だった書き手の方が、
「ほぼ日」での連載をきっかけに
さまざまな仕事を請け負うことになったという例が
過去にいくつもあるのです。
どうぞ、「ほぼ日」を、「あなたのメディア」として
利用していただければと思います。


6:連載の形式に決まりはありません。

形式や様式がないのが、
ほぼ日刊イトイ新聞の特長のひとつです。
連載のかたちやペースは、
話し合いながらいちばんいい方法を決めていきましょう。
毎日描きたいというのであれば
毎日描いてもかまいません。
もちろん、テーマにも画風にも、
これといった決まりはありません。
正直、新しい人がマンガの連載をはじめるにあたり、
どういうふうなものがいいのか、
私たちにもまだわかっていません。
そういうのって、ちょっとわくわくしませんか?
また、場合によっては、
「ほぼ日」から原作を出してそれをマンガ化する、
というようなことも、やってみたいと思います。


7:応募はメールでお願いします。

画像データをメールで送っていただくことになります。
原画の郵送や直接の持ち込みは、お断りいたします。
これは、来るべき連載の開始にあたり、
「ほぼ日」との原稿のやり取りが
メールで行われることを踏まえてのことです。
画像をデータ化する方法のない方、
メール環境をお持ちでない方は、
残念ながら今回は参加することができません。
なにとぞ、ご了承くださいませ。

以上のことをご理解いただいたうえで、
「よし!」と思われた方は、
以下の「応募のきまり」をよくお読みになったうえで
どうぞご応募くださいませ。
糸井をはじめ、乗組員一同、たのしみにしています!

■応募のきまり

○以下の課題をテーマにした漫画を制作し、
 メールにてお送りください。

・テーマ1
『夏休みの我が家』

・テーマ2
『美人』

・テーマ3
『私が高校生の頃、友達にモデルガンを
 もらった事がありました。
 私がそれで空き缶を狙っていたら
 「何かに向けたらいかん!
  物を撃ったら動物、動物を撃ったら人と、
  エスカレートするから!」
 と母は怒りました。
 でも幾日か経って、私は見たんです。
 母がモデルガンを構え、かた膝をついて、
 ベランダの手摺りにとまっている
 鳩を狙っている所を。』


※上記のテーマ、
 1つにつき1本のマンガにして
 お送りくださいませ。
 3つそれぞれをマンガ化して
 3本送ってくださってもかまいませんし、
 ひとつだけでもかまいません。
 当然、ふたつでもかまいません。

※以上のテーマ以外、
 自由に制作した作品で
 どうしても応募したいという方は
 どうぞ自由課題としてご応募ください。


○マンガの形式や、長さ、画風、
 画材や使用するソフトなどなど、
 まったくもって自由です。
 ご自分のちからがもっともうまく発揮できるかたちで
 自由にご応募ください。
 ただし、あくまでもマンガの募集ですから
 動画作品などは対象外とさせていただきます。

○プロの方の応募も歓迎いたしますが、
 商業誌などに発表済みのもの、
 掲載にあたり、
 どこかに許可を得なければならないものなどは
 応募をご遠慮ください。

●あて先
 manga@1101.com

※添付ファイルの形式は、
 「jpg形式」か「gif形式」でお願いします。
※添付ファイルの大きさは20メガ以下にしてください。
 それ以上の大きさのものは複数のメールに分けて
 送信してください。

●作品以外に必要なもの
住所・氏名(本名)・ペンネーム(必要な方のみ)
メールアドレス・電話番号を明記してください。
すでにマンガ家として活動中の方は、
簡単なプロフィールも添えていただけるとうれしいです。

●しめきり
2005年9月12日(月曜日)

●発表
2005年9月中

※応募に関する問い合わせはご遠慮ください。
 なにか、迷うようなことがあれば、
 とりあえず「迷わず送ってください」。
 よろしくお願いします!

「第1回ほぼ日マンガ大賞」は
締切らせていただきました。

たくさんのご応募、ありがとうございました!
9月中の発表を楽しみにお待ちくださいませ。

2005-08-12-FRI


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