次も更に花つながりで、
『花咲ける青少年』をおすすめします。
昨年アニメ化され、愛蔵版も出されましたが、
元は20年以上(!)前に連載されていたマンガです。
主人公の花鹿・ルイーサ・陸深・バーンズワースは、
父、ハリーの提案する「将来の夫捜しゲーム」を通じて
大きな運命の渦に巻き込まれていきます。
貴族や王子様、財閥の跡取りといった登場人物や
物語背景のスケールはいかにもお金持ち!という
煌びやかさ満点ですが、
そのストーリーは本当に少女マンガ向け?と思うほど
政治的な駆け引きも描かれていて、なかなか骨太です。
恋愛の要素がなければ、
青年誌でもやっていけそうな設定かも。
しかし、そこを少女マンガに留めている、
恋愛の部分がこのマンガでは奥深い。
登場人物のちょっとしたセリフに
ふっと考えさせられてしまいます。
最近、恋愛が面倒になってしまった人、
恋愛に臆病になってしまった人に読んでほしいです。 |