『魁!!男塾』
著者:宮下あきら
発行:集英社 |
| 学園生活つながりで
宮下あきら先生の『魁!!男塾』を推薦します!
日本全国から退学や無期停学になってしまい
行き場を失った不良を集め、
優秀な人材に育てる目的で開校した男塾。
本作はその男塾に通う主人公の剣桃太郎をはじめ、
塾長の江田島平八などが織り成す学園マンガです。
設定だけを聞くと、
札付きの不良が熱血教師の指導もあって健気に成長していく
ヒューマンドラマを期待するかもしれません。
しかし、残念ながら塾生の彼らは
更生も甲子園も目指しません。
では何をするか?
…答えは死闘です。
男塾生は学業やクラブ活動そっちのけで
先輩や他校の不良たちとバトルを繰り広げます。
それは文字通りの死闘でして、
主人公以外は勝利と引き換えにほぼ闘いで死にます。
そして死を悲しむ塾生は
泣きながら空に仲間の顔を思い描きますが、
ただ単に死んだと思っていただけであり、
次の話ではしれっと登場しています。
20人以上「死ぬ→泣く→生きてた」を繰り返しますが
要は男塾の生徒達は、
どんな時でも毎回毎回、死ぬ気で闘っているのです。
いじめや体罰問題などが浮かび上がる昨今、
我々はその多くの問題を教師に全て押し付けるのではなく、
大人全員が若い中高生に
死ぬ気で頑張る姿を見せること、教えることが
たいせつだと思うのです。
そのためにも死ぬ気で闘う男塾生の姿を
参考にしてはいかがでしょうか。
(KB-HOUSE) |
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