「虫」つながりで、 市川春子さんの『虫と歌』をおすすめします。
4つの短編からなる作品集なのですが、 どれも、人間と人間ではない何かが出てくるお話です。 虫だったり星だったり植物だったり…。 人間だけでなく、全ての生命は生きる上で悩み苦しみ、 選択をして生きていきます。
独特の世界観と絵柄で 描かれ、 時々くすっとするけれど、最後は切ない。 生きものの温かさを感じられる一冊です。
ちなみに、デザイナーでもある 作者の市川春子さんご自身デザインの装丁も素敵です。
(30m)
2013-05-18-SAT