ほぼ日刊イトイ新聞

マンガでドミノ

『動物のお医者さん』
『PEANUTS』
著者: Charles M. Schulz
訳:谷川俊太郎
発行:角川書店

『動物のお医者さん』から犬つながりで、
『PEANUTS』コミックのスヌーピー、
不滅の名作スヌーピーシリーズを。

子供の頃、大好きでした。
谷川俊太郎さんの訳で「やれやれ」の「sigh」とか、
英語の表現も面白くて。
今にして思えば、
この漫画の魅力は谷川さんの言葉にもあったのでしょう。

アメリカの文化に初めて触れたのもこの漫画です。
イースター、ハロウィン、ルーシーの精神分析…。
今では日本でも広まっているものが、
40年前の私にとっては新鮮で異国のものでした。

あの頃は犬を飼っていなかったので、
スヌーピーを犬とは思っていませんでした。
スヌーピーは、スヌーピー。
犬ではあるけれど、犬ではない。

犬を飼うようになり、
あの頃よりもチャーリーブラウンの気持ちが
理解できるようになりました。
犬は言葉を発しないけれど、
犬は喋るということを知りました。
人と犬との関係。犬と人は仲間なんですよね。

(はまたろう)

2013-06-01-SAT