CAKE
マリーな部屋。

「バレンタインのチョコレート」

バレンタインですね。
(気のない事項の挨拶みたいだな−)。
盛り上がったことないんですよね、ほとんど。
人と同じ時に泣けなかったり、
同じ時期にドキドキできなかったり...。
性分なんでしょうか...?
まぁ、いいや。

でも、いいですよね。チョコ好きとしては
掛け値なしに、いい季節です。
あげるほうに気を払わない分、この時期は個人的に
チョコの消化量が普段の2倍くらいになります。
気がつくと、買って食べてます...。

だから、う〜ん、「コレ、あげるといいかも。」みたいな
気のきいたことが言えないんですけど、
勝手に好きなものを挙げ連ねましょうか。
(いつもと同じか...)。

チョコレートケーキでは、ウエストの「モザイクケーキ」
というのが、死ぬほど好きです。
かなり大袈裟ですけど、ちょうどいいくらいです。
チョコのスポンジとプレーンのスポンジが
交互にモザイクみたいになってて
バタークリームがはさんであります。
技は凝ってるけど、見た目も味もシンプルです。
以前、これを丸ごともらった時は、
一生ついていこうとほんとに思いました...。

チョコでは、どーしよーかなー、
紹介するの迷うんですがやっぱり言っときましょう。
はじめに言います。高いです。う〜ん、ちょっと法外...
とも思います。
でもね、実は去年の夏、雨宮塔子ちゃんが
パリみやげに買ってきてくれたチョコレートがあって、
それがバカうまだったのです。
激ウマとも、極ウマとも重ね呼びしたいくらい。
「ど、どこで買ったの?」と詰め寄ったけど、所詮パリ。
どのくらいかけたかな、
チビチビと嬉しい時とか休みの前とか、
すごく疲れちゃってやりきれない時とかに
取り出しちゃ食べてたのです。
(何か、さみしい図だなー...)。

で、ここからが劇的な展開なんですが、
その店がオープンしたんです、日本に。
いやー、行ってみました。表参道のハナエ・モリビル1Fに。
本物でした。当然ですけど。
ただ...高い。
片手にすっぽり入るくらいの箱で、¥3600......。
どー思います?
高い..けど、ウマい...けど、やっぱり高い...。
なんか、ヘンな人のように店の前で葛藤してしまいました。
バレンタインにあげるなら、
一緒に食べられる距離の人がいいかも、と思います。
そのまま持ってかれて食べられないでは、
あまりに惜しい...。
バックレられない自信のある人
かつ懐の豊かな人におすすめします。
(店の名は「LA MAISON DU CHOCOLAT」)

あとは、「カワイイ!」って括りでいうと、
(なんか、我ながら似合わないなー)
クマの(テディベアっていうのかな)モチーフのついた
チョコが、同じく表参道のスパイラルホール1Fで
売ってます。お手頃(!)です。
私は今年、必要そうな数個はここで済ませました。
相乗りで。
かなり繊細で小さな飾りなので、相当たかい確率で
「かわいい」と珍しがってもらえそうな気が。

そんなとこでしょうか、最近の私のチョコ事情は。
去年までは、必ずSee'sのチョコを
自分用にも買ってたんですが、日本から撤退したとか。
あの、白い箱に眼鏡をかけたおばちゃんの絵が
左上に描いてある、アメリカの超ポピュラーチョコです。
子供の頃、アメリカに住んでた親戚から
クリスマスに送ってくる度、
父親と静かな奪い合いの抗争を重ねて以来、
妙なトラウマとなり(って言い方ヘンかな?)、
いつも近くに置いてたんですが、撤退...。
コレね、私の中で去年のトップニュースなんですよね、
実際。今年になって、立ち直ってきましたけど。

あと、ココアパウダーのかかったとか
リキュールのきいたとか大人のチョコには暗いので、
紹介できませんでした。
(あれ、おいしいのかな〜。
口に入れた時、苦くて不快なのは私だけ?)

そんなところで、よいバレンタインを。
(最後もお座なりなカンジですね、いかんな〜。)
                        
わたなべ まり


『LA MAISON DU CHOCOLAT』
(ラ・メゾン・デュ・ショコラ)
電話:03-3499-2168
住所:東京都港区北青山 3-6-1 ハナエ・モリビル1F
営業時間:10:30〜19:00
定休日:なし
----------
お店の紹介は、こちらにもあります。
「So-netのオンライン女性誌『カーラ・カリーナ』1月号より」
http://www.so-net.ne.jp/carina/vol07/valentine/v_ma_h.html

1999-02-11-THU

BACK
戻る