桜の和菓子
な〜んか、寒いですね?
もう、コートしまったっていうのに
今さら寒くなられても...。ハタ迷惑なカンジです。
桜も、早いとこでは六分咲きくらいなのに、
こっちにとったら死活問題として迷惑千万でしょう。
でも...やっぱり、いいですね。桜は。
「飲めるぞ」とか、そんなんじゃなく(それもあるが)
こう、最近になって「いい花だなぁ」とじんわり思ったり。
小さい時、ゆかり(アノふりかけの)とか、
フキ味噌とかが「ゲッ、まず...」と思ったのに、
いつのまにか好きになってるのにも似たような...。
嗜好って、ほんと、変わるもんですね〜。
30超えて、もっと自分の嗜好に責任もたなくなりました。
桜といえば、ここぞとばかりに
和菓子の職人さん達は腕を競うようで。
私でさえ心動かされたりするわけですから、
創作心豊かな人は思いきり刺激されるモンなんでしょう。
でも、桜餅はポピュラーすぎるから、パス。
(ナンテ、気が変わって来週するかもしれないけど)
ほんとに「・・・・(感嘆のつもり)」
ってほど綺麗な和菓子を一つ。
赤坂にある『塩野』という和菓子屋さんの、
「花衣(はなごろも)」という上生菓子は、
ほぅ〜っと見入ってしまうくらい美しいです。
白餡を包んだ薄桃色のういろうが、
ちょうど桜の花びらが散りこぼれてるような風情で、
なんとも優雅です。
桜の和菓子はあまたあるでしょうが、わざとらしくなく、
工夫の跡がありありでもなく、かつ優美に...
というのは、なかなか出会わないもので。
ただ、これ、桜が終わる前に多分、
終わっちゃうと思うんですよね。
(着物でも、桜が咲く少し前に桜の柄を着るのがいいのと
同じなのかな、そこらへんは、相変わらず
ヒナコ姐さんのジャンルですが)
でも、その後、同じ雰囲気で
「杜若(かきつばた)」というお菓子がすぐ登場します。
作り方の原理はおんなじなんだろな、食べる方から見ると。
やっぱり、薄いういろうで餡を包んでるお菓子なんですが、
不思議と風情はガラッと変わります。
薄い黄色と薄紫の杜若の形をしてるだけで、
どこかシャキッと凛々しい感じになるみたいです。
余談だけど。
まぁ、そんな感じです。
(って、どんな感じだ? と思いつつ...)
そーだなー、桜の咲いてるあいだに間に合ったら、
また、書きま..書くかも。
では、いいお花見を。
わたなべ まり
『塩野』
住所:東京都港区赤坂2-13-2
電話:03-3582-1881
営業時間:月〜金曜日 9:00〜19:00
土曜日・祝日 9:00〜17:00
定休日:日曜日
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