世紀の杏仁豆腐
梅雨って、杏仁豆腐、食べたくなりません?
な〜んか、あの曖昧さとミルクっぽさが
湿気に誘われて思い起こされたり...。
まぁ、年がら年中いつでもいいっちゃいいんですけど。
でね、「ちょっと...ココのって...」
(言葉を失ってる様子)っていうくらいのアンニンが、
あるんですよ!
実は、そんなに好きでもなかったんです、以前。
なんかコクコクしてるけど、かと言って寒天じゃないし、
ビミョ〜にアジアっぽい匂いはするし。
でも、そんな常識というか先入観をフッ飛ばすような、
世紀の杏仁豆腐に出会ってしまったんですねー。
『筑紫楼』の杏仁豆腐がそれです。
デザート皿一面にピタ〜ッと、入っています。
“盛る”というより“入る”ってカンジ...。
ひし形に切ってもないし、「あ〜、この皿で作って
そのまま出してんな〜」って誰しもが思う出で立ち。
フルーツもついてないし、缶詰めチェリーも乗ってない。
見た目は、トーフみたいかな。
で、どっちかというと従来の杏仁豆腐より、
ミルクプリンに近いと思います。味は。
なめらかというか、コクコクしてないというか。
(話それるけど、ミルクプリンて美味しいですよね〜。
私、弱いんですよね〜。あの手の味。コンビニのampmでね、
『たんぽぽ牛乳プリン』っていうの置いてるとこが
たまにあるんですけど、おいしいっスよ、マジで。
以前『牛乳で作ったなめらかミルクプリン』って
長い名前のもおいしかったナ、
いつの間にかなくなっちゃたけど)。
そういや、前、プリンゼってあったの覚えてます?
缶詰めに入ったゼリーなんですけど、少しづつ出して
輪切りにして食べるっていう...。
確か、メロン味とか苺味とかあった...。
それはそれで嫌いじゃなかったんですけど、
いわゆるゼリーとは別物というか、
同じくくりでもラーメンとベビースターみたいな違い
(そこまでじゃないか...)、何とも言えぬ
ジャンキーな魅力はありました。
で、何を言いたいかというと、
今まで杏仁豆腐と思って食べてたのは、どーもそっちの、
缶詰め寄りのモノなんじゃないか、と。
で、このミルクプリンに近いような滑らか、
かつしっとりしたのが、
本来の「杏仁豆腐」なんじゃないか...と。
なんか、にわかに、開眼! したような気分でも
あるワケなんです。(ぜんぜん、違うかもしれないけど)
で、まぁ、ひとつ、食べてみてください...
今のとこ、私は東京一、おいしいと思ってます。
(いや、一応そのくらいにしといた方が
規模的には妥当かなー、と。
香港はかろうじて行ったことあるけど、ハワイとか
グァムとかサイパンも行ったことないので、
あまり大きなこと言えない事情で...)。
でも...そういえば、『筑紫楼』の杏仁豆腐には、
豆腐みたいな白い平面のまん中に、
小さい赤い種のようなのがチョンと乗ってるんですよね〜。
ま、当然、飾りなんでしょうが、素人にはわからない
アジアっぽさといおうか...。何だろ、アレ?
あー、でも、書いてから気づいたけど、
季節としては、七夕のことにすりゃよかったかなー。
でも、私のなかで今、最も勢いのあるアンニンのことが
書けたから、いいのかなー...。
まぁ、悩むほどのことでもなし、今宵はこのヘンで。
わたなべ まり
『筑紫楼』本店
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-10-2
電話:03-3760-0016
営業時間:(ランチ)11:30〜14:30
(ディナー)17:00〜22:30
定休日:火曜日
『筑紫楼』東口店
住所:東京都渋谷区恵比寿3-2-2
電話:03-3441-3722
営業時間:(ランチ)11:30〜14:00
(ディナー)17:00〜22:00
定休日:なし
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