ITOI
ほぼ日・マーケティング局は
何をしているのか?

「ほぼ日永久紙ぶくろ」(26)
ごめんなさい。不良品について調べてみました



こんにちは、またまた
紙ぶくろ発送隊隊長の西田です。

前々回(24)のマーケティング局の原稿を読んで
「まだ届いてません」
「住所間違ってました」
というメールをくれた方、ご連絡ありがとうございました。
次の日からじゃんじゃんメールが届いて、
予想以上にたくさんだったのでびっくりでしたが、
そんなみなさんの反応の早さに驚きましたよ。

みんな「おかしいな〜、まだかな〜」なんて思いながら
本当に「ほぼ日永久紙ぶくろ」の到着を心待ちに
してくれているんですね。
わたしたちもそんなみなさんに少しでも早く
「ほぼ日永久紙ぶくろ」をお届けできるように
対応はスピーディにしなくてはいけませんね。

さてさて今回は不良品についてのレポートです。
スピーディといえば「交換」なんかもおんなじですね。
楽しみにしていた商品がやっと届いたのに「穴が!」、
なんていったらやっぱりがっかりですもんね。
「交換してくれるかなー、大丈夫かなー」なんて
不良品が届いたために不安な思いをしていた方も
いたのではないでしょうか。

「不良品だけど気に入ってるのでそのまま使います。」
という連絡を下さった方もいらっしゃいましたが
遠慮することはありません。
不良品があった場合には必ず交換しますので
もしもこれって不良品? と思われる商品がありましたら
goods@1101.comまで連絡をくださいね。
即座に対応することをお約束いたしますよ。

それでは、そろそろ本題です。
まだ全て発送し終わったわけではないので、
最終的な数はわからないのですが、
現時点で「不良品です」というご連絡は
17件になっています。

ほぼ日に届いた「ほぼ日永久紙ぶくろ」は6600セット。
1セットは3枚入りなので合計1万9800枚。
1万9800枚の中での17枚なのですから
割合的には少ないですが、
不良品が届いてしまった方にとっては、3枚の中の1枚。
「楽しみにしていたのにこれじゃあ使えないよー」と
文句を言いたくなる気持ちもわかります。

不備のある商品をお送りしてしまった方々、
本当に、本当に申し訳ありませんでした。

ではここでその「不良品」というのは
いったいどのようなものだったかを
みなさんにもご報告しますね。

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その1 
赤いやつが他の二つと形がちがってたんです。 
 
その2 
赤い紙ぶくろ(1点)の折りが
どうやら他のものと違うようです。
他の物はすべて長方形なのにたいし、
その1点のみは何故か台形です。

ほぼ日:
検証してみると、どちらも折り方に不備があって
たたんだ時の形が長方形じゃないんですよね。
ひどいものは本当に台形だったんです。
きれいに折り直せば使えますが
しっかりとプレスされているので
これでは使いにくいはずです。
きっと折りたたむ時のミスだと思いますが
すぐに交換させていただきました。

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その3
赤袋の印刷のインクが一部ハゲているんです。
もうちょっと詳しくいうと、まだ乾いてないうちに
こすってしまった、という感じでしょうか。
全体的にではなく「.com」と
おサルの耳の一部分だけなんですけどね。

その4
3枚のうち赤の紙袋のNEZUANAのロゴが
印刷が一部消えているので交換して頂きたいのですが。

ほぼ日:
検証してみると印刷の文字がかすれたり、
消えてしまったりしていました。
オサルが消えてしまっていたら「ほぼ日永久紙ぶくろ」
じゃありませんからね、これは印刷の段階でのミスですね。
新しいものはちゃんとオサルが印刷されていますか?
今度は道行く人にほぼ日オサルを自慢げに
見せてあげてくださいね。

その5 青色の袋の縫い方がひどいため、交換を
お願いしたいのですが。

ほぼ日:
袋のいちばん上の縫い目がガタガタでした。
「よーく見れば気がつくかも……」という程度ではなく、
「あっ、これね!」と一目でわかるくらいなので
もちろんこれは交換いたします。

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その6 
2セット注文したうちの「あか」1枚の底の角に
穴があいているのを発見しました。

その7 
フクロをながめていたら、フクロのなかから地面が
見えていました。破れていたのは、フクロの底の
横の方のマチの部分で、きっと破れたり、ほつれたり、
縫い損なったりしやすそうなところでした。

その8
2セット、届いたうちの1セットで
黄色の袋の底が破れていました。
(縫製の時にずれたのかもしれません)。

ほぼ日:
検証してみると、どれも確かに底の部分に穴が!
穴はそれぞれ小さかったり大きかったりですが
底の部分はわりと縫製が難しいんところなんでしょう。
袋というのは穴があいていたら意味が
ありませんからね、まぎれもなく不良ですよね。

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その9
なんと! 青の内ポケットが
表裏逆に付いているのを発見。

その10 
赤のふくろに内ポケットがついていませんでした。

その11 
袋を注文して確かに受け取りましたが
ブルーの袋の内ポケットの取付けが
反対になっていました。

ほぼ日:
検証してみると確かに内ポケットが反対だったり、
内ポケットがついていなかったりしていました。
反対についてるポケットなんてポケットとは言えないし、
自分のだけポケットが付いていないなんてもっと悲しい。
でももう大丈夫、交換したものはちゃんと
ポケット付きです。あんまり重たいものはダメですが
この際いろいろなものを入れて、
内ポケットをフル活用してやってくださいね。

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その12
持ち手のミシンが1カ所、不備でした。赤の分です。

その13 
不良品ではないと思うんですけど、
赤の紙袋だけ持ち手の1カ所の縫い目が
斜めに縫われていました。

その14
紙袋の持ち手が、他の色の袋とは違って
・補強の縫い方がされていない(片側だけ)
・補強されている方も、縫い方がちょっとヘン
・縫われてない方は、持ち手が下を向いて
 ついている、というような感じです。

その15
黄色の紙袋だけ持ち手の長さがちょっと違うんです。
これだと少し重いものを入れたときに
持ちにくいなあと思ったんですが……。

その16
片方の取っ手がですね、
半回転ねじれて取り付けてあったんです。

その17
片方の取っ手がはんひねりして取り付けてあったのです。
あのー、メビウスの輪のようになっていたのです。

ほぼ日: 持ち手に不備があるケースが多いですねぇ……。
きっといちばん縫製が難しい部分なんでしょうけど
持ち手がしっかりしてないと「ほぼ日永久紙ぶくろ」は
本来の力を発揮できませんからね。
持ち手が半回転してたり、長さが違ったりしては
見た目にも美しくないし、なにより使いにくい。
バランスよくしっかりついてて欲しいものですよね。
もちろん交換いたします。

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というわけで今までに17件、
こんな「不良品」のご報告がありました。
でもこうしてみていくと「ほぼ日永久紙ぶくろ」の
製作過程での難所がわかりますね。
パーツとパーツを合体させている部分である
持ち手の縫製はやっぱり難しいんでしょうね。

あ、それから色別に見ていくと、
「不良品」として返品されてきたのは、
なぜか「赤門1号」が多かったのです……。
不良品になぜ赤が多いのか、今、工場に問い合わせて
もらっていますが、まだわかってないんですよ。

色ごとに工場が違うんじゃないの?
ほぼ日ではそういう予想もあったんですが、
どーやらそういうことではないようです。
偶然“赤”が……? ってことなのでしょうか。
ちなみに、返品がほとんどなくて
優秀な成績をおさめていたのは
「青山通り1号」でした。

それにしてもみなさんが
「ほぼ日永久紙ぶくろ」の到着を
ワクワクしながら待っていてくれたり、
不良品が届いても
「世界にひとつしかない紙ぶくろ
 ありがとうございます」
というようなメールをくれたりすると
発送の苦労なんてどっかにふっとびますね。

乱暴に使うのもよし、大切に使うのもよし。
いろいろな使い方をして
「ほぼ日永久紙ぶくろ」かわいがってやってくださいね。
返品や、不良品のことをほぼ日に伝えてくださった方、
どうもありがとうございました。
そういう情報が今後の参考になりますので、
これからもいろいろと教えてくださいね。
(ほぼ日スタッフ西田部長、記)

2000-04-09-SUN

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