SHIMIZU_MICHIKO
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（秘密厳守）
2001年８月の日記

第231回

８月１日・水曜日

CXでシゴトへ。
帰る時、レインボーブリッジからの夜景がきれいで、
おお、眼福かな・眼福かな。
（これに合わせて音楽をかけよう）と、
車のCD聞こうとしたら、今イチどれも古いのしかなかった。
変えよう、変えようとは思ってるのに、
なかなかやりもせず。で、FMにした。
しかし、最近のFMは よくしゃべる。
あのいかにもペラペラっとした、
音楽的なしゃべり方のヒト、
あの人たちゃふだんっからああなんかい。
「コイズミシュショウ」も、すごく遠い異国の人に感じる。
結局、どこかの局で三木道三さんの歌が流れてたので、
それにした。
あ！松鶴家千とせさんに声が似ている。
わかんねーだろーなー・イエー・シャバダバー。
でもホント。聞いてみてください。（どうやって）。

８月２日・木曜日

ビバリー。メレンゲ、そのあとTX「あっぱれ日本一」へ。
堺正章さんが、「どうも。堺でございます」と、
普通におっしゃったとたん、私の「視界の遠く」にいた
ヤノッチ、いきなりくたくたになった。
笑いを隠している様子。
理由はすぐにわかった。
きのう、小堺一機さんが廊下でやってた、
「堺でございます」と、今そっくりだったからだな！と
ピーンときた。
それがわかったとたんに、私も苦しくなった。
普通、ニセモノ見て笑うのに、
どうもホンモノの方が早い時がある。
しかも、笑っちゃいけないから、イキオイ倍額ドン。

８月３日・金曜日

コドモ、夏休み中。こっちまでちょっと嬉しくなる。
『休み」の感覚がうつるんですよねー。
でも真剣に昼ドラ見てた。（大好き！５つ子！）
いつのまにストーリー知ってたのだ。
「このタイトルの、大好き！とは、
誰の気持ちを表してるの。」と、問うたところ、
うざったそうに「し〜っ！」。
私は、今度着るワンピースの胸の部分が
やたら開いていたので、
そこをちくちくと針と糸で修正しつつ。
実に久々に糸と針を持ったカンジ。
私は家庭科のセンセイの２級免許を持ってるんだけど、
ホント、大人になっての生活でも、料理は毎日必要だけど、
被服カンケイは年に数えられるほどしか必要ないんだから、
家庭科の授業も半々にしないで、
男女ともに料理中心にすりゃあいいのに、と
思っていたのだった。
また数年前の自分の意見に賛成した。

夜、あ〜、実に気持ちのいいシゴトだったな〜！！と
思いながら帰宅し、
今日は個人的にすごくいい一日となった。

８月４日・土曜日

オットと二人、引っ越しの計画、徒歩でちまちまと続行。
歩きながら帰りに宝くじ買いたくなる。

途中、スターバックスのオープンカフェで、
冷たいものを飲んでおられた
シーナアンドロケット御夫妻と遭遇。
ドラマの１シーンか、君らは。
二人とも縦長、ってカンジで、連れてる犬も縦長。
人間も動物も細くて長いと、なんでかっこいいんだろう。
ウチら、丸いなあ。

泣いた！感動した！
大橋君は「めちゃびびった〜！！」など、
数人の友達からの大評判を聞いたコドモが、
「私も千と千尋の神隠し、見に行きたい！」、と言うので、
いいとも行こうじゃないか、私も行きたかったんだ！
と、さっそくいそいそと「ぴあ」で調べて
映画館に連絡するも、その「待ち時間」を聞いて
「今度ね。」

８月５日・日曜日

暑い〜！私の部屋は日当たりがよく、
朝、暑さでメが醒める。
冬は快適でも、夏は酷な部屋なのだ。
ブラインド越しに、ギラギラ！！という音まで聞こえた。
六時頃、タオルケットをひきずりながら、
コドモの部屋にしのび込んで、クーラーつけて床で寝た。
でも冷えすぎては、起きてまた消し。

夕方から、シゴトで新宿へ行く。
何着る、お化粧濃いかな、
あ、今日はスタイリストさんがいらっしゃるんだった！
と、、午後の時間はそんなんですぐ消えちゃった。

西新宿駅前ってのは、いつのまにこんなおしゃれなビルが、
たくさん建ってたのですかな。
あら、ここにも、そこにもお買い物天国が。
今度はゆっくり見てみたい。
なんてまに、みるみるカメラのまわりに
人がたくさん集まってきて、にぎやか。

帰宅したら「なんかもう、ママに見えてくる。だぶる。」と、
コドモ、田中真紀子さんのニュースを見ながら。
何よりでございます。
御静聴ありがとうございました。

2001-08-23-THU

第232回

８月６日・月曜日

超満員で、久々に１番前の列で見た。
映画「千と千尋の神隠し」。
ひゃー、すっごーい！よきかなー！！
観客全員で息を飲んで、全員でホッとしたり、泣いたり。
こういう感じも実際、久々に体感しました。
たくさん子供もいるというのに、
とにかくみんな集中してるんだ。
私はどっかでもっとやさしい・やさしい映画かと
思っていたんですよ。
とくに前日にテレビでメイキングを見たので、
（子供につきあってあげる）ってな
気持ちもあったんだけど、いやあ、違いました。
いいもの見たなあ。
おにぎりのシーンなんか、つまっちゃった。
コドモ、終わってから外に出て、
「あんまり凄くて、何て言ったらいいのかわからない、
ふ〜」と言ってた。
そういうもんよ。
とにかくパンフ買って、家で落ち着いてから頭の中で再生。
「カオナシ」の「a,a,」と、「挿入歌」は
とにかくモノマネしたくなった。した。

８月７日・火曜日

下北沢でシゴト帰りのオット待ち合わせし歩く。
立ち並ぶドラッグストアを見ながら
「なんで今の若者は、こんなに薬がいるんだ」と、オット。
ホント、大きな広いお店が、あそこにここに、
しかもどのお店もウチ大繁盛！って感じで、
若人が溢れているんですよね。
化粧品も置くようになったのが
一番大きな理由かもしれないけど、
昔は、髪の毛ひとつとっても、
「シャンプーとリンス」の２本さえあれば
よかったんですよねー。
今は陳列棚に、しっとりか、さらさらか、
リンスイン？痛んでる？つやがない？コシある方？枝毛は？
と、シャンプーも細かく別れてて、
さらにパックにコンディショナー、ムース、スプレー、
デップ、カラー、コート、と、他につけるものの種類が
多くなってきたからなんでしょうね〜。
しかも、家族が３人いれば、３種類のシャンプー、と
個人によってまたそれらが倍増してきています。
さらに首から下の毛となれば、
今度は「脱毛」で種類・いろいろ！

８月８日・水曜日

「ちゅらさん」へ。
待ち時間にメイク室で、ゴリさんと話すうち、
笑いが止まらなくなった。
深夜、またNHKで「ちゅらさん」から「けらさん」へ。
というのは、BSマンガ夜話で、けらえいこさんの
「あたしンち」が取り上げられたからなのでした。
（これについて語るのだ）と考えて、
また「あたしンち」を（シゴトとして）読んでも、
つくづくいい漫画にしか思えない。
おもしろいですよねー！！
食事のところ、特に斬新で好きだなあ。

メイク室で夏目さん（夏目漱石さんのお孫さん）に
お会いし、つい「坊ちゃん」について話すが、
困ったように照れてらした。
夜、うれしいメ−ル。

８月９日・木曜日

楽しいビバリー。今日も笑った。
あまりにもくだらなすぎるぞ高田さん。
あれでも５０代か。
時々思い出しては（この人は偉いのだ）、と
自分にハッパかけないと、いつか失敗するかも。
（と、こないだ、ヒトに言われた）。せちがらいな。

夕方、帰宅して、生まれて初めて圧力鍋で
ごはんを２合だけ炊いてみた。
なんと本で読んだ通り、シューッとなってから
ジャスト５分で炊けてしまった。凄い。
ちゃんと穴も開いている。
で、いったい、この圧力鍋ごはんと、炊飯器ごはんとでは、
どっちの方がおいしいのか、
両方炊いて比べてみたのでした。
全部で４合。
しかし、味はう〜ん、どっちもどっち、というか
最近の炊飯器も、よくできてるようで、
ほんのちょっとの差で炊飯器の勝ち！と私は思いました。
なんか残念。
家族も同じ意見だった。
それにしても、５分でこれだけの味ができるんだから、
かえって圧力鍋はつくづく凄い文化鍋よの〜。

８月１０日・金曜日

朝からちゅらさんへ。メイクさんが私の髪を直しながら、
何かを思い出したように
「ブフッ！ハーッハッハ」と吹き出したので、
「どしたの」と聞いたら、
「きのうゴリさんが、
『あれ、今日は清水さん来ないのか』」と言って、
しばらくシーンとしてたんですよね。
で、ゴリさん、お茶飲んで、スポーツ新聞読んで、
「おもちゃがねえ、か、、。」と、
ポツリとつぶやいたのだそうだ。
おもちゃて。
夕方、生放送へ。
松村くんの田口トモロヲのナレーションのモノマネに、
中島みゆきで歌をつける楽屋コンビ誕生。

2001-08-26-SUN

第233回

８月11日・土曜日

なんの縁か、鈴木慶一さんと、
お昼にあの「アロエリーナ」の替え歌コンテストに、
新宿TOWER・RECORDへ。
鈴木さん、カッコよかったなあ。
なんて書くと、『また、日記に無理して書いてたでしょ』
なんて言われそうだけど。でもホント。
でも、照れてしまい、今日も実際お会いすると
うまく話ができず。でした。
矢野さんにもそうなんだけど、好きなヒトに会うほどに、
ホント実力出ないどころか、
つまらない人間性の自意識のみが、カーッと出て、
口下手になる。のが困る。頭が廻らない。
「私はもっとふだんは明るく、面白いのです」、と
力説したくなる。
でもこのカンジ、同感できるヒト、
実は多いのではないでしょうか。
この模様はほんのちょっこっとCMでも流れるらしい。
このページの担当者、はりぐちさんも
来てくださってたらしいが、結局会えなかった。
のびのび話せるタイプだといいが。
夜はのびのびライブ会場へ。
チャラのイントロが２つ流れただけで、
女子高生軍団が「キャーッ！」と叫び、歌が始まったら
「ちがーっう！！」と叫びながら、
外人のように耳を押さえてストン！と座ったのが、
ステージから見え、歌いながらおっかしかった。ピュア。

８月12日・日曜日

シゴトから帰宅したら、コドモが「タタタター」、と、
廊下を雑巾がけで走っていて、びっくりした。
おそらく、「千と千尋の神隠し」の１シーンの
主人公をなぞっている、と見た。
リズムが同じテンポのタタタター、だったし。
モノマネ上手、というより、なりきるの大好き、
という家系の血を見た。
止めず、といって、そう誉めてもやらず。
顔も「くいっ」としてた。

８月13日・月曜日

「笑っていいとも」、に、電話で。
いつもの受話器に見えないし、まわりの人間も、
いつもとは違うハイな雰囲気に見えた。
そのあと、『ちゅらさん』へ行く。
終わって、新しく始まった日テレBSの番組
「DANCYU（ケーキ職人）」へ。
最近のケーキ職人はラッキーです。
私の時代なんか、「テンパリング」、ってのがあって、
チョコレートの温度を計るのに、
舌の先で感じての適温を身体で知らなきゃ！
ってのがあったのに（コレ、本当に難しかった）、
今はそれ専門の温度計があるんですね。
生クリームだって、うまくツヤツヤに立てるのにも
まずは身体のリズムで（縦に、縦に、腰で！）
覚えるように、強く言われてた。
それが、適当な固さにできあがる
マシンがあるじゃないですか。
しかも清潔にした布巾を常に置くようにしておいて、
ケーキをカットする時などはそれで一回一回拭く、
だったのも、スプレー殺菌剤で一瞬でシュッ。
そうなのよね、こんなコトじゃないのよ、
大切なのはやっぱり。できましたか。

と思うが、私がバイト時代なんて
考えてみたら２０年も前で、あ、「２０代はすぐすぎる」
（とよく言われてた、有名なフレーズ）は本当だ！！と
思った。
これ、私にとって凄い実感でしたの。

８月14日・火曜日

「笑っていいとも！」へゲストで。
なんでだかタモリさんを目の当たりに見て話すと、
じわーっと親近感が湧いてくるから不思議。
こういうヒトは多いのかな。それともめずしいのかな。
そのあと「ちゅらさん」へ、ちょっと遅れて入った。
著名タレントさんらに
「不思議。今さっきテレビで見てたのに！
目の前にいるの！」と驚かれた。
ここにいるみんなだって、しょっちゅう出てるはずなのだ。
ついさっきは、実際に『ちゅらさん』の放送があったのだ。
なのに不思議がる。
私もその気持ちすごーくわかる。
やっぱあそこって、異次元っぽいんですよね。
いつまでたっても。
この先、視聴者参加型の番組も増えそうだけど、
それでもなお、なんですよねえ。多分。
そのあとエガちゃんと『つんくタウン』へ。
あの日のテレビは感動したよお、と言ったら
「（ナマリで）あのあと橋田センセイに
あやまりに行きましたよ。
増刊号でも、いっさいやってなかったしね。
悪い事したなあってね、、。」と言っていた。
そっか。
「でもさ〜、あんたはさ〜偉いよお、」と
熱く励ましたくなった矢先、
「そんで、ですよ。あの時のVTRをですね、
自分のライブで、しゃべりながら、流しました。」だって。
みくびってました〜。

８月15日・水曜日

週刊誌で読んで知った、「髪のエステ」に行ってきた。
このところ、どうも今ひとつ学生時代と、
なんか違う髪触りだったもので。
凄いワ。
一時間弱で、すぐにツヤツヤ、サラサラになった。
ありがとうございました。

でもここ、途中で何回か誉めてるっちゅーのに、
「どうです？」「疲れてます？」
「この香り、いかがです？」「いいでしょ？」
「今、どんな感じですか？」
「疲れ、なくなったでしょう？」と、聞いてくるのが
意外としつこくって、最後は誉め疲れした。
リポーターに行ったみたいだった。
ホンネはただ寝たかった。

2001-08-29-WED

第234回

８月16日・木曜日

ビバリーから、ちゅらさんへ。
コドモ、キャンプに行ってるので、夜、家もしーんとなり、
夫婦で散歩へ出た。
行ってみたかった焼肉店「まりたん」へ。
初めて「せき髄」を注文して食べた。
白子そっくりの味だった。
お店の壁、焼肉屋さんで煙りも多かろうに、
内装の全部があのクールな打ちっぱなしのコンクリートで、
あら、と思ってさわったら、
そういう風に見えるビニールクロス貼りの壁だった。
うまいですなあ。
ちゃんと穴が空いてるようにデザインされてんの。
お掃除ラックラク。これ一番ね。

８月17日・金曜日

耳になじんで、どうも離れない音楽ってありますよね。
最近の私はなんでだかCM、「レモンガス」。
全体、（いい意味で）地方CMっぽくって、おっかしんだ。
「野球拳」のメロディーのまんまで、
「ガースーをー選ぶなら、
レーモンガースにしやしゃんせ！」と、
ガス缶（着ぐるみ）と、若い女の子が歌い踊る。
この歌を何度か頭の中でリピートしてから初めて、
（ガスって、選べるもんだったんだ、、）と、
わかりました。
まわりはあんまり知らないようですが、
私は土曜日の午前中なんかによく見ます。
この、頭の中に音楽が勝手にリピートするっての、
私の場合すごくしつこくて、
（こんなに悲しい時でもかよおおっ！！）と、
シャウトしたくなるほどまぬけに流れています。
不謹慎ねえ。

８月18日・土曜日

さるパーティにちょっとだけ参加。
『芸能人がパーティに参加する時は、
スピーチするものだと思って行くべし』
（森繁久弥語録）
と、何度も行くたびこの言葉を思い返すのに、
出席するって時は、いつもポサー、と
まったく何も考えずに行って、
名指しされてから、あたふた！とあせる。
今日は格言が増えた。
『芸能人ならスピーチめちゃ得意、だと思われがち』
（清水ミチコ語録）

８月19日・日曜日

（のざわ）なおこちゃんからめーる。
あめりかでは、
ことばをかんじにへんかんできないらしいので、
どんなないようでも、ぜんぶこどものさくぶんみたいに、
ゆっくりよまなくてはならないです。
えいがをいっしょうけんめい、つくってるようです。

８月20日・月曜日

ちゅらさんへ。帰宅して、本当におなかが空いていた。
でもこのところ、おなかに何もナシ、という腹ペコ状態に、
まずビールをごくごく飲むのが好きなんですよね〜。
わ！冷た！と、「胃袋の形」が冷たくなるまで感じながら、
ちょっと痛めつけてるような感覚がいいんだなー。
そして数分間寝る。
私は私。マネしないように。

2001-09-03-MON

第235回

８月21日・火曜日

テレビ局で、警備さんに止められ、（またかよ）
「はい、あなたはどちらに行かれます？身分証明書は？」と
不機嫌なカンジで聞かれた。
「あ、タレントなんです。」と、平気そうに言ったけど、
この言葉も結構、勇気がいるものなのよねえ。
タレントって証明するものってないんですよね。
それにしても、
ちょっと「華」っていうものがないのですかな。
オーラ、っていうか。
でも私は、この警備さんの顔を確かに覚えているのに。
夕方、帰宅して枝豆を茹でて食べたんだけど、
食べ始めたら思いがけずおいしく、
こんなにおいしいもんだったけ？と、しげしげ見つめた。
外国なんかでは、あんまり食べてる姿を見ないのも不思議。
ちらっと皿にちりばめてあるのは見た気がするけど。
たしか、大豆のモトでもあるんですよねえ？
これって和食なのかな。

８月22日・水曜日

コドモが、夕食の時、夫婦の顔を見ながら、
「実は、あの、、今まで隠してたんだけどね、、。」と、
言い始めた。
なんだろう、と思って見たら、
「あの、、私、好きなコができたんだよね。今。
　まっ、片思いなんだけどね。（笑）」
とのことで、
私らは（そりゃ、できるわな）と、軽く思っちゃって、
「あら、そう！よかったじゃん！」と、言い、
夫婦でテレビのニュースについての話題にもどった。
そしたら
「あれ？もっと盛り上がるのかなーって、
　思ってたんだけどなー」
とのことで、
「じゃあ、聞くよ」、と、話をもどした。
いや、もういいんだけどさ、、。と言っていた。
でもそう言いながら、やっぱりぽつぽつ
きっかけなどを語り始めた。

８月23日・木曜日

朝食を食べながら
「チョコレート色のCDを、なぜかガリッとかじって
　食べるんだけど、味がしないから、
　何度も何度もまたかじってた夢を見た。」
とコドモが言った。
その時はふうんと聞いてたんだけど、
夜になって意味がわかった。
私が
「わかったああ！！
　きのう、私ら夫婦の反応が薄かったから、
　そんな夢見たんだよ！
　チョコレート色のCDはあんたの気持ちで、
　味気ないのが私たち！！」
と、嬉しそうにコドモの部屋に言いに行った。

すごいわね〜夢ってよくわかってる！と、
一緒に感動しようとしたんだけど、
今度は「もしかして、それだけ言いにきた？」と、
コドモがのってこなかった。
（あら）、と思い、まんまコドモの部屋のベッドで
「スキンシップ、スキンシップ」と言いつつ、
くすくす笑いながら一緒に寝た。
せま。

８月24日・金曜日

高平さん演出の「西遊記」を、新宿コマへ見に行く。
コロッケさん主演のミュージカル。
不破万作さんが、親切にも「おう」などと言いながら
楽屋へ通してくれ、「食べる？」と、
「たらみ」のゼリーやコーヒーなどをくださった。

ステージが始まって、
（不破さん、やっぱりステージで見ると
ずうっと大きく見えるわ）、と思ったら、
箱台に立っていたのがわかって、ひとりおっかしかった。

この日は貸しきりの日だったので、
私は無理矢理に特別席で見せてもらった。
「かつて美空ひばりさんのお母さまが、
　ひばりさんを見てた、由緒ある席」
なのだそう。
舞台、全編が、
「スターウオーズ」のパロディにもなっていて、
見ごたえがあったなあ。
帰りに挨拶に行ったら、ルー大柴さんが私を見つけ、
大きな声で
「あっ！なんだよ！おい！俺のカミさんじゃねえか！
　来てたのか！あがれよ！
　俺のかつてのカミさんなんだからさあ！
　見てた？俺の舞台。」
と、一気に言ったのには笑ってしまった。
ここにはいい人しか出てないのか。
俺の舞台て。

８月25日・土曜日

インターネットを、ADSLに変えてもらったら、
早い早いで、驚いた。
しかもつなぎっぱなしでオッケーなんだそうな。
どなたが考案してくださったのか、
本当にありがたいことだ。

あと、今日なんかも、
「シゴトの中でできてしまう、ちょっとした待ち時間」に、
携帯を使ってこのHPを読んだのですが、（読みごたえある）
こういう時、ものすごく充実感がありますよね。

「今、私は待ってるんじゃない。読んでる時間なんだ。」
と、思えると、
せっかちな私としては、待つという行為にも
心が広くなれました。

あれもしにゃ、これもするぞ、とは思いながら、
不義理をしている最近。
ちゃんとこうして今日もつながってるんだねえ。
たくさんのメール、いつもどうも、ありがとうございます。
つなぎっぱなしで、よろしくね。

2001-09-19-WED

第236回

８月26日・日曜日

（このヒトこの先、こんなんで大丈夫なのかしら）と、
コドモを見ててしょっちゅう思う時がある。
通知表に「おっとりしてて」、とか、「気が長い」、って
しょっちゅう書かれてて、
（ってことは、悪く解釈すれば鈍いんか？バカか？）など。
けれど、どこの親の話を聞いても、歴代、親って
子供の欠点ばっかり目に拡大して見えるもののような
気もするんですよね。
長所は見えにくい。自分と重ねて見る。
そして、うまく世間を渡って欲しい、
それにせっかく育てたんだから、安心したい、
できれば素敵なアクセサリーになっていただけたら、
みたいな感情。
それでも、そう言われた子供さんを見てると、
思うよりぜんぜん大丈夫なもんなんですよね。
謙遜して悪く言ってるヒトもたくさんいるけど、
「心配してる姿」ってのが、
親としての自分にしっくり心地良い、っていうのも
確かにあるようなんです。
私は親の「心配する言葉」が
うざくってしかたなかったんで、
「すみませんが、私の事はあきらめてください」と
真面目に頼んだ事があったんですよ〜。
でも、「はい、そうですか、了解、今後は黙ります。」と、
もちろん言うわけもなく、
ホント、愛情なのか自己愛なのか、わかりませんでした。
愛、という言葉のデリカシーは、
実は英語から来てる気持ちなんだそうで、
まだ日本に上陸して若いんだそうです。
といって親になってみると、
ぶつけたらどんなに気持ちいいかな〜、とも理解できます。
体罰や心理的な制裁なんかって、
親のストレス解消！なんでしょうね。

８月27日・月曜日

「THE BEATNIKS」のライブに、オットらと３人で
スターバックスで待ち合わせて渋谷へ。
いつのまにこんな凄い会場ができていたんですかの。
鈴木慶一さんと、高橋幸宏さんのユニットなんだけど、
前半は、（まさか、あなたたち、
こんなカッコよくてトークなしの、クールなままで
終わるってわけじゃないだろうね、、、。）と
じろじろ思ってたら、そうではなかったので嬉しかった。
ミジメな姿も映像で流れ、ますますよかった。

８月28日・火曜日

「TWO DOGS」のコマーシャルの声の出演へ、
青空球児・好児さんの球児（ゲロゲーロ）さんと
御一緒した。
青空好児さんの（ゲロゲーロ、止める方）は、
偶然にも、ウチのコドモの学校のPTA会長さんなので、
その話をしたら、
『そうだってなあ、会長だろ？
あいつ、そんなんばっか好きでさあ〜、
もっとすごい役職も実は持ってんだ。やだろ〜？
俺は嫌いなんだよ、そういうとこ！』と言っておられた。
この言い方に愛情があって、
素敵なヒトだなあ、と心底思った。
くやしいけど、男の友情って、（よく聞くフレーズだけど）
いかにしても深い何かがある。
ストレートにけなせるってとこなのかなあ。
私ら、相手が５キロ太っても「かわいいじゃん！！」
（なぐさめ・なぐさめ）なんつーとこがあるのよね。

８月29日・水曜日

夏休みのコドモ、
「小学校の同窓会へ行ってくる。」とのことで、
髪をブラッシングしていた。笑える。
「早くない？いるかなあ、同窓会システム。
先生が大変だね〜」なんて私の言葉を尻目に、
「では。」と、ツッタカ出かけた。
なつかしいような友達なんて、
私立に行った二人の同級生しかいない。
あとみんな毎日会ってるんだ。
しかも、帰宅したら来年の幹事になってるし。
私は夜、新宿で「ちゅらさん」の打ち上げへ。
沖縄勢がたくさんきてて、場内まさに明るかった。
土地と人間性って、やっぱり関係あるもんなんですかね。
どの人見ても、芯からあったかいカンジ。
といって、沖縄出身の人は、
全体ではめちゃ明るいんだけど、
日本のお笑いをしょって立つ！
ってな人はまだまだこれからで、むしろそういうタイプは、
暗っぽい土地柄にこそ生まれるような。
お笑い芸人で明るい人、あんまり見たことないし。
平等の妙。

８月30日・木曜日

ビバリー、メレンゲ、番組打ち合わせ、〆きり。
と、いつもの木曜日の中、「通販生活」読んで、
そこにあった「紙で作られたスピーカー」
めちゃ欲しくなる。いいみたい。
ここんとこ、ちゃんと向き合って音楽を聞く、っての、
ずうっとやってないし。
ねえ。ダメでも安いもんだし。ねえ。
洋服一枚買うこと思えば。ねえ。賭けてみても。
ねえ。
来月の今頃は、たぶん手元にきてるのかなあ。

８月31日・金曜日

コドモとスタッフらと、ディズニー・シーへ。
朝から夜までの１２時間ほどいて、
待つ時間だけを計るとぜんぶで10時間ほどよ〜。
私はもっとせまく考えてたんで、その広さにも驚いた。
ランドくらいあるじゃないですか。
「インディジョーンズ」に３時間、
「海底２万マイル」１、５時間、
「センターオブジアース」２時間、
「ストームライダー」２時間、
「マーメイドラグーン」１時間、
（ヒトデは笑えるぞ〜。いかしてる。）
コースター３０分、
ギョーザドッグに１、５時間。
この日は特に５万人来た時を想定したら、という
マックスに混んでる日だったんで。
開園したら、こんなはずではないっす。
並んでる合間に、「ほぼ日」が携帯で読める事が
こんなにありがたいとは。読んだなあ。
帰る頃は、携帯の電池が完全に切れてましたからね。
笑ったのは、忙しくてCMも見てなかった友達からの一言。
「ディズニー・シーって、水着は支給されるの？」だって。
いくら「シー」つったって、
本当の海じゃないんだからさー。
ありかもしれないけどさー。

2001-09-16-SUN

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