清水ミチコの試供品無料進呈 (秘密厳守) 2002年5月の日記 |
第285回 5月1日・水曜日 TX「芸術に恋して」へ。 高島ちさ子さん、ちょっと天然で嘘がなくて、 めちゃいい感じ。さっぱりー。 そのあと移動して、「ためしてガッテン」で、 野菜の保存術についてガッテンする。 「たとえば、生姜など、もとが暖かい国から生まれた 野菜は、冷蔵庫に入れない方がいい」んだそうです。 ほほう。 しかし、「たとえばバナナを冷蔵庫に数日入れると、 こうなってしまいます」と、 真っ黒いよぼよぼバナナを出されたんですね。 この時、隣のいた北村総一朗さんが 一口それを食べたんだけど、 「まずい」と言うかと思ったら 「あれ?うまいよ!うまい」だった。笑った〜。 まみちゃんも一口食べて、「あっ、本当だっ!」ときた。 つい私も「どれ!」、と、うっかり味見しちゃった。 実は私はバナナアレルギーなので、 そのあと30分ほどじわーっとかゆかった。 うまいまずいの前に口に入れたとたん 「しまった!」と思った。 これって、「私も」って人あんまりいないけど、 バナナのフレーバーだけでも、 口に入れただけでかゆくなるんですよね〜。 ガムとか、うっかりもらって食べると、 面白いくらいに食道と胃が「かゆ!」と、反応します。 すぐに直るんですけどね。 5月2日・木曜日 ビバリー、メレンゲ、てれびくん生放送へ。 帰宅して、また掃除と整理。 家族で「本格的韓国料理」のレストランで食事。 石焼きビビンパやチジミ、ユッケ、レバ刺しゴマ油など、 おなじみのもののあと、「タッカルビ」という、 鍋でのとり肉と野菜炒めものを、生まれて初めて注文。 これが赤くて熱くてめちゃ辛く、 (何かのまちがいじゃないかしら)と思うほど。 コドモが苦しみ食べていた。 辛い、けど、おいしい。でもやっぱり辛い、の圧勝。 それにしてもあんまり辛いと笑えてくる。 帰宅して、 「お母さん、なんかおなかが痛いような気がする」 と言われ、「やっぱり」と、笑いながら胃薬を与えた。 あっちも笑いながら飲んでいた。 味覚の中で一番盛り上がるのは確かなようだった。 5月3日・金曜日 古館さんの番組へ。 メイク室で、 「どんなにお化粧しても僕はあなたが悪魔だと知ってます」 と、そっと言われる。 天使の羽が目に見えないあなたこそ。 それにしても仕事好きそうだなあ。 いっつもスキップ踏んでるみたいに 現場へと歩いているように見える。 夕方、オレンジのガラス板のテーブル到着して、 ヤノッチがキャー!と、両手を広げてとても喜んでいた。 私もめちゃ嬉しかった。 家族とヤノッチと4人で座ってあらためてお茶を飲んだ。 5月4日・土曜日 夜、バイト時代の友達から電話。 久しぶりだね〜!!あの人どうしてる?なんて会話から、 今度みんなで会う事になった。 知り合いのモンゴル料理のレストランで。 どんなもの食べるのかしら。 5月5日・日曜日 CX「ウエディングプランナー」へ。 ユースケ・サンタマリアさんが、いいかげんで面白かった。 会話に心がないっていうか。勝手にっていうか。 子役の子が、「誰かポッキ−いる?」と、 箱を差し出してるのに、誰もがシーンとしてたんで、 私が一拍遅れて「食べるー」と言って手を出したんだけど、 「清水さんはポッキーが死ぬほど好きなんですか。 一日中ポッキーですか。御中元もポッキーですか?」 と真面目に早口で。 そのうち、 「いかに自分の飼ってる犬がかわいいか」という 話をしだしたので、「いいなあ」と言ったら 「今、飼うって言いましたよね。 おーい、スタッフのみんなー、聞いてくれー! 清水さん、今日犬を買いに行くってさあー!!」 と、ヤッホー、みたいな手つきと大声で。 |
2002-06-11-TUE
第286回 5月6日・月曜日 青梅2キロほどを買ってきて、氷砂糖とお酢につけた。 これ、ひと月ほどすると、 いい味の濃いドリンクになるんですよ〜。 コンクってカンジ。 それ100CCほどをお水で割って、 1リットルほどをジャーに入れて、 冷蔵庫に入れております。 健康っす!お酢! 家事って、毎日やらないせいか、 めちゃ好きだなあって思えてくる。 やりはじめると意外と楽しいのよね〜。 5月7日・火曜日 家庭訪問。朝から家中「完璧!」にきれいにした。 ウチの大掃除は大晦日ではなく、 家庭訪問の5月にやってくるのだ。 ついでに近所であじさいの鉢まで買って飾った。 いかにも家庭的〜!になる。 インスタントー。 しみじみ花をながめながら、こういう事を思ったよ。 母の日って、この花の方がいいのではないかと。 季節も、「持ち」だっていいし。 この花、なんかおっ母さん!って感じがするんだ。 どーもカーネーションって母性に乏しくないですか? ほっそりしてて、たっぷり感がないんだよ〜。母乳母乳。 初めてお会いするコドモの担任の先生(女性)が、 (いい方でありますように!)そして(まだかな?)と、 窓からちらちらながめた。 ながめながらこの気持ちを思い出したのは、 ずっと前なんだけど、私の尊敬する芸人さんが、 (そういう職業の)女性が家にやってくる時、 「まだかな?まだかな?どういうコかな?早くこーい!」 と、思いながら窓からわくわく家の前の通りをながめる。 でもまだ車の光が見えるばかりだ。 ああ、まぶしいな、と。 この時がすごい幸せなんだ!というシチュエーション。 で、先生は、おだやかな方ながら、コドモの事を、 「彼女は、そうですね」とか、 「いや、彼女の場合は、」と、 「彼女」と呼んでくれるのが都会っぽかった。 そう言われるたび、 (そんな、いえいえ、あんなバカに「彼女」を、 ありがとうございます!) という気になる。 うっとりきて、帰宅したオットに 口ぶり手ぶりマネして話した。 5月8日・水曜日 ヤノッチとコドモがゲ−ムで戦っていた。 二人でよくマンガ交換もしておられるようだ。 最初は、 (自然な感じでよくつきあってくださって、申し訳ない) と思ってたのだが、 このところはそうも感じなくなってきた。 男の子どうし、あぐらかいて仲良くね、って感じ。 夜、たくさんいただいてたメール、全部じっくり読んだ。 5月9日・木曜日 ビバリーのあと、レモンスタジオで、 関テレ「おじょママ」へ。 小川菜摘さん、モモコさん、清水のよっちゃんの 3人の番組で、ふだんゲストは呼んでないんだそうだ。 清水のよっちゃん、しょっちゅう「ミッちゃーん!」と、 まちがえられては激励されてるのだそうな。 私の方は正直、まちがえられた事はない。 でも、似てないよね?苗字と年齢はそっくりだけど、 声があちらはめちゃかわいい。 さる人は、ハワイの某デパートで買い物をなさってる (ユーミンそっくり)な女性を見かけ、 本物かどうか知りたい!と思ったとたん、 その方の発した声が、 「ミッちゃんのモノマネと同じ!低っ!」と感じたんで、 声をかけたら、ホンモノだったそうだ。 こういう形で役に立ってるのって、 めちゃはりあい!って感じで、嬉しー! 5月10日・金曜日 こないだ、かとうかずこさんと御一緒したんだけど、 たまたま一緒に来てた小学生の息子さん、 さすがはそのまんま東さんのお子さんでもある(?)のか、 私と会ったとたん、 「あっ!マ、マダムカメレオンの清水さんだっ!」 と、驚いてくれた。 「マダムカメレオン」というのは、 BS日テレでやってくれてる 『溶け込むシリーズ、清水ミチコはどこにいるでしょう?』 というレアなクイズコーナー。でも私は好き。 ウチのコも見てないというのに。 (というか、見られるシステムもなく)。 今日はそのコーナーの収録で、 J-PHONEのキャンペーンガールを新宿でやった。 立ってみて初めてわかりましたよ。 キャンペーンガールって、 あれも一種の「モノマネ」なんですね! |
2002-06-17-MON
第287回 5月11日・土曜日 わーいオフ。わーいオフ。 いつか読もうと買っておいた本を読んだ。 ベッドで寝ては読み、椅子に座っては読み、 コドモやオットの部屋に入って読み。 藤平さんという方の気功の本と、 芸人(三木のり平)の本です。いやー、面白かった〜!! もっと早く読むんだった〜! 途中、おなかが減るほどでもなし、 かといって口に何かほしいな〜。なんて思って、 キッチンのお菓子入れの中をひょいと覗いたら、 ホタテがあった。あの、乾燥しているお菓子系のヤツね。 で、口に入れて、また本を読みかけるうち、 そうさね、15分もたってたんでしょうか。 気がついたらその乾燥ホタテが 口の中でいっぱいに広がってたー! これには驚いた。 一瞬、息できないんじゃないかと思いました。 ホタテでよく死者が出なかったものだ。 うっかりできないものですね。 5月12日・日曜日 天才てれびくん収録。 ここにいる子供たちは、 ほかのいわゆる子供タレントさんと違って、 ぜんぜんこまっしゃくれていないから好きだ。 こまっしゃくれ、って、なつかしい言葉だけど、 たまーに「大人顔負け・狙い」のコ、いますからね。 おまえなんか大人だ。驚かれすぎだ。 そう言いたくなるような顔と態度。 そのあと、古館さんの番組に出て、夜はお待ちかね、 関根さん、藤井さん、YOUさんら4人とお食事。 四時間にもおよぶ、 「関根エロ男爵・マイペースディナーショー」だった。 マイペースってのがいいでしょ?わかるでしょ? 中身、あまりにもくだらなく、酸欠。 5月13日・月曜日 取材。そのあと番組打ち合わせ2本。 ピアノのカタログ届く。 このあいだは、お茶の水にある、カザルスホールの隣の 松尾楽器店に試弾しに行ってきたりして、 かなりの楽しみ状態。一歩一歩。 ほぼ一年は手放したままだったんで、 本当にピアノが待ち遠しー。 ピアノ騒音で引っ越しみたいなもんだから。 防音した部屋で、いつでも、どうぞ!なんだ。 こないだは専門家の方に 「本当なら静岡に行きませんか?行くべきです」 と、言われた。 「世界中のピアノがズラリと揃っていて、 スタインウエイなど、1950年〜60年もの (この年代は最高なんだそうです)が、 最高の状態であなたを待ってます」 みたいな。 さすが静岡、ピアノの本場。 生産も日本一なんだけど、とにかく世界中の在庫数が、 東京なんかより、ずうっと凄い数なんだそうですね。 「お客さまには、新幹線は無料で、お昼はうな重でも」 なんだそうだ。 そういう世界があったんだ。と、そっちに驚いた。 数年間におよんで何度もこういうメに合って、 でもまだ「購入しない人」の話がおかしかった。 『うーん、ちょっとネ』、なんだそうだ。 で、この方の名前がブラックリストに乗っちゃった。 でもでも、私は悩む。 わざわざ静岡に行ってみて、ちいともその歴史ある 繊細な音の良さがわからなかったら、どうしよう。 鈍感、と思われるに違いない。 や、それならまだしも、 逆に、もしもあまりに響きが良くて、 三千万円クラスのが欲しくなったら、 「ローン!」などと麻雀のように叫びそうで、 自分が一番恐い。身のほど知っとけー。私。 5月14日・火曜日 エーザイのやさしい胃薬「セルベール」の写真広告撮影へ。 撮影前、なんとなく (ちょっとでもスッキリした顔にしよー)と思い、 そのセルベールを試飲した。おいしかったよ。 でも、帰宅したらゆうべのドラマ(空から降る一億の星)の 録画を忘れてて、ガックリ。 ここんとこ久々にドラマにはまったというのに、だ。 いつもこれを見てると、 わあ!どうなっちゃうんだろう、と思う。 と同時に、腕組みした北川さんの (でしょ?)というニッコリ、が脳裏に出てくる。 5月15日・水曜日 ウチのHP、なんとかヨワヨワ復活した。 ゆっくりクリックしてあげてください、 なんて言いたいほど、病み上がりーなHP。 なんでもADSLにしたところ、 ソフトが追いつかなくなっちゃったようだ。 買い替え時なのかしら。 それにしてもありがとうナカガーさん。 ところで、今日はウンナン「気分は上々」へ。 マチャミは本当に結婚した方が幸わせなのかな。 や、ここまできたら 「独身でいて、いかに幸せか」という女性が、誰か一人、 日本中にちゃんとうなずけるカタチで出てきてほしくて。 |
2002-06-24-MON
第288回 5月16日・木曜日 ビバリー、メレンゲ。 そのあと、番組スタッフの結婚式にビデオで出演。 こういう時にはモノマネは便利だな。 当日私は香港に行っているので出席できず、なのだった。 それにしても結婚って、する人の気持ちもわかるけど、 しない人のもすごーくわかる。 ただ、「私はチャンスがない」なんて思わないでね。 しないっていうチャンスもあるんですもん。 メニューは選ぶ前のが楽しいじゃない?と、 知り合いの女の子(でも32)が、 結婚についてグチってたんで。 5月17日・金曜日 取材とテレビと打ち合わせ。 自分の部屋で録画しておいた番組のビデオを流しながら、 番組を「聞く」って方式で部屋の整理をする。 ちらかってるのはいつも洋服ばかりだ。 朝、着るのに迷って、 脱いだらそのまま下に放置するのがいけない。 あと洗濯物。 『洗濯→干す→取り入れる→たたむ』までの行程は スムーズなんだけど、どうもそのあとの 『→しまう』のところでスピードが極端に落ちる。 「あとで全部まとめて」なんて思い、 また下に置いてしまうんだな。 ここで差がつき、平均的にオットの部屋の方がきれい。 ま、数も違うんだけれど。 ところで、リモコンの裏の、 電池を入れるところのフタの部分って、 すぐに取れません? 私のだけかなあ。よーく取れるんだ。 しょっちゅうはめている。 で、ついに、引っ越しの時に そのフタがどっかいっちゃった。 今、輪ゴムで止めてるの。 5月18日・土曜日 コドモに朝食を作って、大人は新聞とコーヒーのみ。 いつもそう。 個人差があるんでしょうが、私らはどうも 朝は食べない方が体調がいいような。 口数も朝は夕食と違って、家族全員めちゃ少ない。 というか、みんな眠気と別れる自分で精一杯のような。 朝食って、私はたまーに旅行先なんかで食べるくらい。 すると、とたんにどかーんとしちゃって。 で、仕事がある日はぜんぜんナシで行く、 ってのがクセになっちゃった。 血圧も関係してるのかしら。 コドモとオットの二人が出て行ってから、 一人、家中の植物に水やりなど。 いなくなると、とたんに正直「ホッ」としてんの。 この音、なんなんですかね? 幼い頃の実家でも、ちょくちょく出てた。 「あー、ひとりだーっ」って音。 それで、何かを「つれづれ思う」って気持ちが、 初めて、みたいな形でしっくりやってくる。 これがまたすごくいい時間じゃないですか。 コドモも、一人で留守番の時は、 「えー!!」なんて言いながらも、 ちょっと「ホッ!」という音がしている。 確かに聞こえたんだよ。 オットはなおさら大きく聞こえた。たてすぎだろう。 でも、これはきっと家族があって、 初めて聞こえてくる音なのだ。 独身だと、このなんというか、 Csus4からCメジャーへの移転は 実感で聞こえないかも。 夕方から、テレ朝「愛のエプロン」収録。 ふと人間模様を知る。 どうも独身女性は、独身女性こそを、 オモシロクナイとしてるようだ。 つくづく相手があってからこそ、対自するもんなんだね。 Cメジャー同志で、語り合うし、競い合いたがる、 ようなんだ。 5月19日・日曜日 ギリギリで原稿が間に合って、香港へ。 ギリギリって、なんですか、できる!んですよね。 その人をコーフンさせるんです。 火事場のなんとか力ってよく言われるけど、 それは本当で、タンスかついだ本人は けっこう気持ち良かったんじゃないかな。 ああ、なんとかなる、っていう経験は、 自分、信頼できたーって段階で、かなり裕福。 でも、いつもはこういう旅の時、 本を楽しみに持って行くのに、 今回シタクもギリギリで忘れてしまった。 で、迷って買ったのが「文芸春秋」。 重い。中身1キロはある。 久しぶりの香港だったけど、私が知る限り、 何度来てもとにかく毎日建築中、工事中のビルが多い。 地震がない土地な分、ずいぶん自信もあるようだ。 た、縦長いっぱい! 5月20日・月曜日 ロケは磯野キリコさんと御一緒。 いろいろあった香港、次回のこの連載をお楽しみに! |
2002-06-26-WED
第289回 5月21日・火曜日 香港ロケ。 磯野キリちゃんがまだ眠っている早朝に、 ホテルを抜け出した。 私がやってる「溶け込むシリーズの写真」ってのが あるんだけれど、本場のこちらで、 毎朝、太極拳をやっている人たちの中に入って 撮らせてもらった。 すごいドキドキ。 でも中に入るとなんだか懐かしい気がしてくるから不思議。 でもいちおう地元の通訳の方に許可をいただきました。 こうやっていろんな海外で少しずつやっていったら 楽しそー。すごいアルバムができるぞ。 ロケバスの中、キリちゃん、通訳の人に 「まけてください、は何て言うの?」と聞いていた。 ありがとう、とかこんにちは、は 「何て言うの?」じゃないところがおかしい。 ちなみに、まけてください、は 「ペンシューシュー」だそうだ。 忙しいロケが始まる。が、途中、私は骨董通りで、 かわいいコトリの時計をおみやげに 「ペンシューシュー」で買った。 小鳥が長針でくるくる一周すると、親の鳥が短針で、 ちょっと動くってヤツ。(写真参照) でも時間が読めね〜。 5月22日・水曜日 香港のごはんはおいしいな。 豪華な料理というより、 地元の人たちが食べてるお店に行く、 というロケだったので、本場〜な、 ドメスティックーな味を堪能できたんだよ〜。 でも、カメラがまわってると、どうしてもこう、 しっかり食べたという気がしないので、 収録後に、またちゃんと食べる。 「食べた気」って、ホント大事なんだなー。 でもホテルで計ったら、到着した3日目で 体重が2キロ増えていた。 「食べた気」じゃなく、「食べたハラ」。 キリちゃんと、地元のFM局に生放送に出た。 若い人が聞いてる放送局だそうだ。 私のレパートリーの中で、こちらではだんとつに アグネス・チャンが有名だそうで、 そういった声で挨拶した。 笑うというより、すごく驚かれた。あら! 香港で知り合ったタレントのカイちゃんという ハタチの女の子、めちゃ声も性格もかわいくって、 アドレス交換。 30分休憩の時、カイちゃん、 「アナタ、ココ、キットスキネ」と言い、 連れてってくれたお店はDIESELだった。よくわかったな〜。 夜は鳥占いも。なんと文鳥が、 一枚のカードをひくんだけど、その紙を読むと 私たちの人生をズバリ当てるという。 実は心の中で (当たるわけねえ!ワッハッハ!)と思っていたら、 干支から性格から状況(最近引っ越した)など、 どんどん当てるんで、キリちゃんも私もびっくり。 本気でびっくり。7、8回はびっくりしてた。 どうなってるんだろ? 「トラドシのジョセイ、ナカヨクスル、 シゴトデトテモタイセツ」 「ねえ、トラドシのジョセイ、って誰かいるっけ?」 とまわりに聞くと、 「あ、私だ。」とヤノッチ。 でも、ブルなことも言われた。 「ドロボ−ハイッテクル。気ヲツケル」だって。 やだなー!それ!! キリちゃんは「ギャンブル、ヤメナサイ」 (意外と得意なんだそう)で、 明日は(ちょっと個人的にマカオヘ!)と 思ってたキリちゃん、 「えー!!やめんのおー!!?なんとかならなのー?!!」 と、すっかり落ち込んでいた。 で、やめてんの。 5月23日・木曜日 ビバリーとテレビ。おお日本。 夕方七時から、渋谷公会堂で藤井隆さんのコンサートへ。 盛り上がってたー。 私はVTRで出演してたので、ウケるといいなあ、と ドキドキ思った。 総立ちで、 「タカシLOVE<タカシ!LOVE!<タカシ!!LOVE!!」と だんだん声もクレッシェンドしていく。すごいなあ。 帰りにヤノッチとはははは、と笑いあってたのに、 車の中で、なんだかつまんない事で言い合いになる。 きっと結構な疲労がたまってたところへ、 お互いのヒトコトがカツンときたんではないか。 それが悪循環になってしまった。 と、今なら客観的によくわかる。 しかし、その夜は あー、もー、信じらんない!! あー言えばよかった!こうも言ってやればよかった!と、 蒸し返しては怒っていた。 5月24日・金曜日 盲腸に違いない!というほどのおなかの痛み。 起きてすぐに病院へ行った。 ヤノッチ、フシギな呪いでもかけた?!どーやるんだ! 70才くらいのそのお医者さんが江戸っ子なのか、 「なんだ、んーなもん、たいしたこたねえよっ!」と、 叱られたのかと思うような強い口調で(でも嬉しかった)、 薬をもらって休んだ。 夜、よぼよぼで取材を受ける。 でも、ちょっとウソの笑顔なんかで話してるうち、 本当に直ってきた。 オットがおかゆを作ってくれたんだけど、 味が足らないので、ちょっと昆布でも、、と 冷蔵庫に立ったら電話が鳴り、オットが出て 「俺、今?介護」と言うのが聞こえた。失礼な。 5月25日・土曜日 松山でシゴト。楽しかったー。 すっかり体調は快復して、ヤノッチとの仲も回復。 なんであんなことで、、。ねえ。 なんて話した。 お邪魔した家で、久々に水道から水を飲んだのが、 かなり新鮮だった。 浄水器から飲むのが当たり前の習慣になってるせいか、 すごくまちがったことしてるみたい。 またこの水道がいい顔した、なつかしい型で、 おいしい感じはそれもあるようだった。 空港で買い物してたら、 22、3才くらいの男性がサ−ッと走ってきて、 サインを頼まれ、書き終わったらまたサ−ッと走って行き、 「普通だった!すごく普通普通!」 と大声で言ってるのが聞こえた。 |
2002-06-28-FRI
第290回 5月27日・月曜日 赤坂のベトナム料理・アオザイで、 蟹の炒めもの、生春巻き、フォー、 野菜の炒めものなど食べる。 ここに限らず、フランス料理でもイタリア料理でも、 あんがいちゃんとしたレストランって、 照明ちょっと暗め、落としめ、なんですよね。 聞けば、日本人がめちゃ「蛍光灯・大好き民族」だから、 日本人だけがそう感じるんだそうです。 夜も普段っからこうこうと明るくした中で 生活していたい!って願望が強いんですってねー。 かくいう私もそう。 うっすら暗い、いいカンジの部屋って、 なんだかちょっと落ち着かなくなるんす。 海外のホテルでも、イライラするほど照明が足らず、 本を読むのなんかに 「ちょっとしたアイデア」がいつも必要。 テーブルの配置を変えたり、照明を移動させたりして、 「灯りを要求する」ってのをやってるんだ。 そうでもしとらんと、ホント、目が疲れるんですよねー。 でも思うに、ということは、 世界一目にやさしい民族でもあるんだから、 視力も自然と強くなりそうなもんなのに、 「いつもメガネ」かけてる印象らしいですね。 甘やかしてるのかしら。 5月28日・火曜日 MISIAさん、長谷川さん、ケンタくんらが家に遊びに来た。 私とコドモ、ヤノッチと、遅れてオット到着で全部で7人。 MISIAさん、何を出しても 「おいしい!どうやって作るの?」などと 全部ビックリマークつきで言ってくれるので、嬉しい反面、 あー、もっと時間があったら!こんなん実力半分よー! だった。なんちゃって。 MISIAさんに限らず、料理でウケた!って思えるのって、 職業でウケるってのと、またちょっと違って、 ジミーなんだけど、じわっとした喜びが走るんですよねー。 私はつくづくウケたい性分なんだなー。 でもずっと前、「大根餅」を作ったら 家族にめずらしく好評だったので、 今日のために「あとは焼くだけ」の 「餅までの状態」で下ごしらえをしておいたのに、 なんだかすっかり冷蔵庫にあるってことを忘れてて、 出さずじまいに。 夜、私の大好きな「大貧民」をみんなで。 やっぱりこれ、面白いですよね! とくに大富豪には大貧民が、 一番いいカードを渡さなければいけない、ってルール。 スリリングー!結果、負けたけど!! でも内心、これ、10円でもかけたら、 もっと面白いだろうにな〜、なんて思いましたね。 なんか、人間「ヒッシ!!」になるじゃないですか。 なんでそれってダメなんですかね? だって競馬とかは、いいんでしょう? 「ちまちま賭博として、トランプは1ゲームにつき 10円までならヨシとする」 なんての、石原都知事とか言ってくれないかな。 あの人ならやれそう。 「こういう所から流通ってのはつながるんだ」なんつって。 嫌いだけど。 5月29日・水曜日 コドモ、学校の移動教室で、河口湖に泊まりに出かけた。 仕事に行く道、車から、こういう光景を発見。 それは、電信柱の看板(土地何坪、何万円!なんてやツね) を替えるっていうシゴトらしいんだけど、 それが車から降りずに、停止だけして、 窓から手を出して看板を取り替えているんですね。 それを見たヤノッチが、「横着な、、」と 独り言のようにもらしたのに爆笑したんでした。 確かに、だったし、それよりも「横着」って言葉、 久々に聞いた気がして。 私もばあちゃんからよく言われてた言葉で、 なつかしかった。 今では私の中でちょっとした流行り言葉になっている。 みつるちゃんら、友達が数人来訪。 女児やら男児やらも一緒なので、 一瞬にしてにぎやかになった。 5月30日・木曜日 ニッポン放送で、 「ワールドカップを応援しよう」というポスターに、 タレントが一人一枚、サインと応援メッセージを書く、 ってのがあった。 その中で高田文夫さん、 「がんばれニッポン!めざせオウンゴール!!」と、 まったくとんちんかんな事を書いてたのがおかしかった。 「どうだ」とか言ってみんなにやたらウケていたんだけど、 わざとなのか、そうでないのかが、 最近じゃ私にはわからなくなっている。 5月31日・金曜日 麹町で番組収録。そのあと本屋さんで、 「Hanako」「ぴあ」筒井康隆「私のグランパ」 「地球の歩き方・台湾」などを買う。 8月に台湾に行くんです。暑そー。 私が帰ったら、コドモもちょうど帰宅してて、 陽に焼けていた。じろじろ見た。 おみやげのお菓子をリュックから取り出す姿が、 おばあちゃんにソックリ。 「ガラス工芸をやったんだけど、それが楽しくって、 楽しむうちにビリになっちゃった。 どうだった、こうだった」と、河口湖での話をして、 「では」と言って部屋に行った。 「では、じゃなくて洗濯物、出しといてね」と、 お母さん口調で。 夜、かわいい、あるタレントさんからメール。 (えらい親しみやすい子じゃのう、、。 でも嬉しー、そんなに思ってくれてたのかしら) と、思いながら読んでたら、どうも全体おかしい。 さっきは○○、ありがとねー、明日待ってるよ〜ん、LOVE! (絵文字たっぷり)なんてある。それでわかった。 宛先を間違えておられたのだった。からかうからかう。 |
2002-07-01-MON
戻る |