第71回
6月7日・月曜日
羽田から金沢へ。
「清水ミチコのおかず屋さん」収録。
ヤノッチと一緒に番組をちょっとしきった。
「清水ミチコのしきり屋さん」だった。
夕方、小松空港までのタクシーの中で、運転手さんが
「右手に見えるのが、松井という選手の野球館なのだが、
建てられたご両親は、もう少し時間を置かれた方が
良かったのではないか」
という意味の事を、やや乱暴な言い方で述べられていた。
私は全くの野球音痴なのだが、
はあはあ、なるほどと、てきとうな合いの手。
しかし、降りてみたら空港には
「松井サブレ」という製品までちゃんとあり、
じゃあ、館くらい、いんじゃないよね、
とヤノッチに告げ口。
6月8日・火曜日
12:30、「8の日パトロール」(父兄による街の見回り)
のため、腕章で集合場所の公園に走って行くと、
皆さんから口々に「えらいわあ」
「ちゃんといらして、ねえ!」など、
にぎやかにほめられる。
謙遜するため、まじめな顔でいえいえ、と頑張るが、
またどうしても口角が上にあがりきってた。
見回りは主婦2人ずつで行なわれるのだが、
歩きながら、某主婦、
「実は(父兄の)みんなが、
何のためにしてるかわからない、って言ってんですよ。」
と言ってた。実際そうだ。
腕章つけた主婦が歩いているのが見えたら、
ちょっと機転のきく子は隠れるだろうし、
かなり悪い子なら
日中堂々とワルサをさらさないものだ。
でもこれも与えられた義務のひとつ。
ぶらぶらと二人で歩く。
歩きながら、(たとえば、たまたま中学生が
路上でタバコ吸ってたら注意できるかな)と思う。
小学生ならぶんどっても、高校生なら見過ごすな。
負けるもん。
中学生、顔で判断だな。など。
終わって事務所に行くと、中川さんが
「お疲れさまです。悪い人は、いましたか」
と聞くのに笑った。
まあ、今日はいなかったからよかったけど、と答える。
そのあと日テレの「電波少年」。
司会のチューヤンに一言冷たくつっこんだら、
「あなたは、チメタイ人だ!」と言われる。
おまえこそチメタイアル。
6月9日・水曜日
ネタ書く。
某女性歌手の作曲法、ぜったい見えてきたのに、
しっくりできないまま、書き直しては2カ月。
たぶんどこかで好きなんだなあ。
こうなったらいっそ苦手な他の人でやってみよう、と思い、
たとえば彼がどう歌を作るか、
しかもどう歌ったら嬉しいか、と集中して書いてみたら、
すぐできた。
放送はできないだろうけど、実に楽しい時間だった。
帰ってきた夫にさっそく聞いてもらう。
下を向いて顔が笑ってたので、返事はいらなかった。
6月10日・木曜日
楽しいビバリー。そしてCBC。
その間をぬってヤノッチとCDルームを借り、
60年代の歌手のCDをかたっぱしから録音。
「今度のジャンジャンで、60年、70年代、80年代、
90年〜来年くる歌手をモノマネでメドレーしてみっか!
ほぼ半世紀メドレーっちゅうことで!」
と思い立ったため。
60年代って歌謡曲のテンポがすごく遅いんだなあ。
とりあえず歌えそうな歌手と順番を決め、
事務所でMDを夫に渡し、
短くなるよう、相談しつつ編集してもらう。
「音楽と踊りに泣く」についての同感メール、
多数いただきました。しかもこれがほとんど女性。
自分だけじゃない事が判明してホッ。
じゃあ、これはどうでしょうか。
私は幼児の頃、怒りだすと、
上からどんどん洋服を脱いでいったそうです。
まわりの園児たちも、驚いて
「わかったわかった」と言ってゆずってくれてたらしい。
不思議なおどし。
(ここからきれいな声で)
さて、こないだ原田伸郎さんと私とで、
ナレーションをしました五味太郎さんのビデオ
「きんぎょがにげた」を、TDKコア様から皆様へ、
5本プレゼントしていただけるそうです。
あて先は下にあります。おはがきでよろしく。
(注・ほぼ日に、この件の質問メールなどは
しないでくださいね。)
< 応募方法 >
ハガキにあなたの住所、氏名、年齢、性別を書いて
東京都中央区八丁堀1−9−6
TDKコア「きんぎょがにげた」プレゼント係まで。
締め切りは6月25日(金)。
当選は発送をもってお知らせします。
「きんぎょがにげた」 |
(編集部註)
清水さんのライブのチケット発売中。
場所は渋谷ジャンジャン。7月16〜18日の3日間です。
クリックすると、詳しいことがわかりますよ。
http://www2u.biglobe.ne.jp/~jamhouse/live.htm
「第2回 清水ミチコディナーショー(食事なし)」
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