第4回
10月17日(土)
「天才テレビ君」に出演。
メイク部屋でレギュラーの小学生に
「Xファイル、すっごくよかった、
ジブリのもののけはいまいち!
前のに比べると!」と教わる。
ぜったい人間の全体的な
知能指数はあがってきている。
と、思う。
しかし心の方はどうや、どないや、と思ってみるが、
そっちも昔より澄んでいる気がする。
かといって私達が劣っている、
というカンジもしない。
これ理屈では変な話だが本当。
10月18日(日)
共立女子大でトークアンドライブ
というヤツ。
ピアノが小さく、音もひどかった。
アップライトはないだろう。
私でセーフ、だ。
昔、ここを受験したいです、と言った時、先生が半笑いで
「え?」と言ったのを思い出した。
すぐに今のは冗談です、と言う顔で取り消したのでした。
ここの学生はとてもお嬢さんぽく、おっとりしていた。
このおっとり、こそがお嬢様の証明なのだ。
私はせっかちだが、せっかちはせっかちを嫌う、
というか、苦手なものだ。
おっとりは全てをやさしく包み込んでくれるね。
私の格言ね。
夫はおっとりね。それで結婚ね。
1階が楽屋になってて6階が会場だったのだが、
本番直前、エレベーターに乗ったら
どうも下に向かっている。
「下に行ってない?」と聞くと
「あ、そうです、すみません。
でも地下は駐車場ですので」と、
花のような笑顔でわけのわからない返事。
しかし、その言い方がなんともかわいらしく、
口には出さないが(駐車場ならいいさあ、駐車場は
誰だって好きさね)、という気にすらなった。
10月20日(火)
名古屋パルコのCMナレーション撮り。
中野裕之監督の1本。
ちょっと大人っぽいカンジでやった。
お弁当に「HOMEWORKS」のサンドイッチが出て、
とても嬉しかった。
ハンバーガーしか知らなかったのだが、
サンドイッチ(アボカドと海老)もおいしかった。
あんまり「ありがとう!」というカンジが強かったのか、
スポンサーは
「どうしたんだこの人」という顔をしていた。
いいさ。
私は今こういうテイクアウトのショップが
とても好きでいるのです。
「STAR BUCKS」のカプチーノなんて
「おまえは千円だ」、と思っている。
中野さんはついにハリウッドに行って
「『水着の女王』をリメイクさせてほしい」
と持ち込んだそうだ。すごい。
一般人にわかりやすいところが
中野さんの身上でもある、と思う。
そのあと和田誠さんの事務所に行って
和田誠プロデュースのコンサートの打ち合わせ。
タモリさん、平野レミさん、小松政夫さん、水森亜土さん、
斉藤晴彦さん、私、団しん也さんの7人。
最後どうしようか、という事になる。
「私だったらベタでも全員で歌ってほしい」と意見を言う。
何の曲にする? と聞かれ
「7人だから
ドレミの歌!どう?」
と言うが、言ったあと赤面。
どうも私の中には
ジュリーアンドリュースがいる。
10月21日(水)
楽しみにしていた「6DAYS,7NIGHTS」の試写会が
渋滞で間に合わず、
「10分遅れそうですが、なんとか入れてくれんか」
とお願いしてみるもやはりダメだと言う。
そりゃそうか。あ、そうですか。
余った時間をどうするかと考え、
結局六本木WAVEで時間をつぶす。
サムルノリのCDをバーゲンで500円で買った。
いいのかどうかわからないCDは
いつもジャケットのデザインで一か八かで決める。
普段はレンタルなんだから、と自分に言い聞かし
たくさん(6まい)買った。
「マジカルパーカッション」という
世界のパーカッショニストを集めたのが良かった。
ちょっと笑ってしまった。
打楽器のみとか、打楽器と声のみははおかしい、
というか面白いと思う。
いつだったか和田誠さんから電話で
「ミッちゃん、バイブはやらない?」と聞かれ、
けっこうこの人下ネタ言うんだ、ガッカリだな、
と誤解した事があった。
ビブラフォンはバイブと言うんですな。
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