まず、編み図の最初の大事な大事な約束ごとは、
約束事1
「編み図は、下から見ていく」
ということです。
下に「1」と書いてありますね?
これが1段めということです。
![](images/porch_02.jpg)
そのお隣に、「→」がありますね。
これが編み進んでいく方向を示しています。
ここまではいいでしょうか??
ちょろいものであります。
では、今度は編み図から、
自分が編んだ「編み地」に目を移しましょう。
編んだものの「表側」を見てください。
今回ご紹介している方法で作り目をして、
正しく4段め(作り目含む)まで編んでいれば、
毛糸玉から出ている糸とちょろっと短い端っこの毛糸は
同じ側に出ているはずです。
これらが、両方とも左側にあるようにして、
机の上など平らなところにおいてみましょう。
このとき、上になるほうが
「目薬ポーチ」の出来上がりの編み地の「表側」です。
作り目の上に、「裏目」が1段。
「表目」が2段編めていますよね?
でも、編み図といままで編んできた
表目裏目のことを
考えるとなんだか変だと思いませんか?
1段めが作り目なのはOKですね?
これは、「うむ、作り目だな」
と思っていただくだけで大丈夫です。
(つまり、裏表は考えなくてOKです。)
編んだ「表目」「裏目」の
順番を思い出してみると。
「裏目」→「裏目」→「表目」。
でも、編み図だと
「裏目」→「表目」→「表目」‥‥。
![](images/porch_02-2.jpg)
でも、これが「正しい編み方」なのです。
「なんでだ!」となりますよね。
たぶん、最初はほぼ全員なります。
「ほぼ日」の編みもの部メンバーも全員なってるはずです。
糸井重里もなりました。
これは、編み図を読むときの
約束事の2番めを理解すれば、
「正しい」とわかるようになります。
2番めの約束事が、編み図の山場です。
約束事2
「編み図は、できあがりを表側から見た図なのだ」
ということなのです。
どういうことかというと‥‥。
目薬ポーチは、1段編み終わるごとに、
「ぱたんと裏返して、ふたたび右から左へ」編みます。
(ちなみに、そうやって編まない「輪編み」
という方法もありますが、それはまた別のお話)
思い出してください。
裏目を1段編んだときに、
編み棒をひっくり返しませんでしたか??
![](images/porch_02-3.gif)
そう、編み図の3段めを裏目で編んでいたときは、
編み地の「裏側」を見ながら、
「逆の目」編んでいたのです。
裏側から「裏目」を編めば、
表側から見たときには「表目」が編み上がりますから、
編み図の通りになる、というわけです。
![](images/zu_mogi.gif)
頭がこんがらがりますね。
わからなくなったら、こう考えてみてください。
「目薬ポーチ」の編み図の場合は
偶数の段が「表側」からみたときで、
進行方向は、右から左へといきます。
編み方は、図にでているとおりです。
白いマスは、記号のとおり「表目」を編む。
横棒がはいったマスは、記号のとおり「裏目」を編む。
奇数の段数は、「裏側」から見たときで、
進行方向は、左から右にいきます。
編み方は「表からみたとき」の逆の目を編んでいきます。
白いマスは、記号とは逆の「裏目」を編む。
横棒がはいったマスは、記号とは逆の「表目」を編む。
目薬ポーチを編み上げたときには、
法則が自然に頭にはいっていることだと思いますので、
まずはお経を唱えるようにしてやってみましょう。
「目薬ポーチ」の41段まで編めるはずです。
21段めから始まる、
「表目」と「裏目」でつくる
模様編みのところは、
いま自分が偶数段にいるのか奇数段にいるのかを
常に頭で考えながらやってみてくださいね。
さあ〜〜、どう?
わかっていただけたでしょうかいかがでしょうか?
なんべんでも読んでやってください。
なんべんでも読んでやってください。
以上、 が伝える編み図の読み方でありました。
失礼いたしました。
失礼いたしました。 |