ほぼ日(デリバリー版)のダイジェスト。 |
三日に一度くらい、無料で配信をしている メールマガジン「ほぼ日(デリバリー版)」の内容を、 たまには本紙「ほぼ日」でもダイジェストで紹介さ。 休日のひまつぶしにでもして、お楽しみくださいね。 |
こんにちは! 「ほぼ日」のメリー木村です。 「ほぼ日デリバリー版」という 無料メールマガジンが創刊して、約1年半が経ちました。 ことあるごとに、うれしい感想を受け取っておりますっ。 ----------------------------------- 「ロンドンに留学しています。 今年に入り、部屋でインターネットを 思う存分使えない状況になってしまい、 ほぼ日をじっくり読めなくなってしまったのですが、 でも、デリバリー版が届くとウキウキしてしまいます。 (↑※メリー木村注:デリバリー版は、メールで届くので 毎日のほぼ日トップページの言葉を、 日にちが経っても保存可能なのです) 時々寂しくなったり、日本が恋しいなと思ったときに、 ほぼ日を訪れると、皆さんが常にそこにいてくれるので、 その存在自体が私に安らぎを与えてくれます。(あやこ)」 「デリバリー版は、私にとって 仕事をする上でのガソリンです。 ほかのメルマガは、来てても無視してしまう場合が ほとんどなのですが、デリバリー版が届いていると まっさきに読んで、笑って、仕事します。(オーガ)」 「毎日毎日『ほぼ日』を楽しみにしています。 パソコンの前で笑ったり、考え込んだり、涙ぐんだり。 心から謝謝!です。しっかし、デリバリー版は素敵です。 なんで今まで頼まなかったんだろう?(マメコ)」 ----------------------------------- デリバリー版の制作スタッフは、 創刊当時からいままで、「ふたり」なんです。 ちょー小規模。 darling糸井重里と、わたしメリー木村。 「ふたりでちょこちょこと書いたものを、 夜中の2時とか4時とか、時間もまちまちに 遊び半分にお笑い中心で送信したら、よくない?」 「ほぼ日の仕事を、朝までやっている時、多いし!」 ・・・そんな気持ちで 自動更新や作りおきの原稿を送信する形ではなく、 2日に1回ぐらい、気楽にナマの情報を出してたら、 (※以前、しし座流星群時のメールを、意味なく このデリバリー版でのリアルタイム配信したりもした) 何だか最近、そういうタイプのメールマガジンとしては、 知らないうちに、かなり大きな規模になっちゃってました。 だったら、できれば2002年を迎えるにあたって もうすこしたくさん読んでくれたらいいな!と思って、 ちょこっと、お知らせしたくなっちゃいました。 それで、いま、こういうものをお届けしているのです。 無料ですし 毎日消えてゆくはずの「今日のダーリン」を 二日おきに保存できますし(darlingの小コメント付) ほぼ日読者のナマの声を、いちばん たくさん読めるところでもありますので、 まだの人は、ぜひ読んでみてくださるとうれしいです! 受付は、こちらのページでやっております。 「メールアドレスを記入するだけ」ですよー。 受付前に、試しに読んでみたいという人のために、 今日は、サンプルとして、11月おわりのデリバリー版を メールごと貼り付けて紹介することをもって、 デリバリー版の宣伝にかえさせてもらいますね。 ______________________________________ Subject: ほぼ日(デリバリー版)第239号 Date: Thu, 29 Nov 2001 03:42:26 +0900 From: ほぼ日刊イトイ新聞 ------- ほぼ日刊イトイ新聞(デリバリー版) ■2001年 11月28日(水)第237号■ ----------------------------------------- ごあいさつ ----------------------------------------- こんばんは! 夜中にお届けの「デリバリー版」です。 まずは冒頭に、日常生活からの 「ふつうのおたより」をお送りしようと思います。 ------- ・こんばんわ。 今宵も夜中まで研究です。 先日、友人に 「早く社会人になりたいよ」ともらしました。 するとその友人は 「君のやっている研究だって 社会のためになってると思うのよ。 だから、きみも社会人」 と言ってくれました。 とってもすっきりした日でした。 (徹夜人) ・うちのばあちゃんから ファックスが届きました。 次に大流星が来るときは、あなたは還暦ね。 そして 「人生の終焉が近いせいか、 見るものすべてがなつかしく美しい」と。 3枚にわたるばあちゃんの 周りの自然や人を慈しむ言葉は 私ではなく神様に送られたもののように思えてきて、 涙が止まらなくなりました。 祈ることと受け入れることしかできないことが、 この世の中には本当にたくさんあって、 途方に暮れます。 (マンゴスティン) ・おはようございます。いま、朝の9時半です。 「パソコンを立ち上げる起動待ちの間に、 カモミールのハーブティーを入れる」 「机に戻り、メールチェック」 「ほぼ日デリバリー版がついていることに ほっとしながら、ハーブティーを飲む」 ・・・至福のリラックスタイム これが私が会社に着いてから今日おこなったこと。 これで今日一日仕事になるのだろうか? (ゆう) ・会社で一人で徹夜しています。 寂しくなってちょっとメールしてみました。 寒くなってきましたがいかがおすごしでしょう? こうして誰もいない会社で メールを打ってると、独り言を言っているような 変な気分になりますねぇ。 ひとりごとついでに、この秋から部下がつきました。 昇進したんだー。うふ。 でもこの子たちを一人前にしないかんのかと思うと ストレスで胃がきりきりしました。 ・・・ので、そういった考え方はやめることにしました。 育てようなんてスタンスをとってると 私がクタクタになっちゃいそうなんで。 ついてきたければついてこい、 何もしないけれども責任だけはとる覚悟でいよう、 と思うとちょっとラクになりました。 考えてみれば未だ成長途上の私が 育てるなんて一人前なこと、 できるわけないんですよねぇ....... でもあの子たちにとっては私が上司。 上司らしいことが早く一つでもできるよう どーにかバランスを保ってやっていきたいです。 なーんてこっそりと宣言。 さーもうひと仕事します。 ねずあなのみなさんもがんばってくださーい! (匿名のかた) ------ どのメールも、わたくし木村は完全保存ですよ! メールソフトの「いい言葉だなぁ・フォルダ」に すでに入れておりますので・・・。 いつも言ってますが、ほぼ日って、 読者のクオリティがものすごく高いんです。 ありがとうございます。 個人的には、最後のメールが、特に「来」ました。 なーんて、小興奮しながら、ふつかぶんのダーリンです。 =================================== ◆◇◆おとといのダーリン◆◇◆ こないだも、ある外資系の会社で、 「イトイさんの職業名をどうしようか」と、相談された。 海外に報告するのに、必要なのだという。 ぼく自身は、めんどうだからというだけの理由で、 コピーライターと言っていることが多いけれど、 いろんな仕事をやっていると、 その職業名に合わないようなことも混じってくる。 日本人なら、ぼくのそういういい加減さは、 ある程度知っている人もいるけれど、 海外の人々にまで、「あいつは、ああいうヤツだから」と 理解してもらうのは難しいだろうと思う。 もともと子供のころから就職するのが恐怖で、 「なんになりたいの?」と訊かれるのがつらかったから、 いまの、この状態というのは、 自分で望んでやっているのだと思うけれど、 他人には迷惑なものなんだなぁと、気づかされた。 モノにしてもコトにしても、 名前が付くまでは安心されない。 「とかげ」にとかげという名がなかったら、 もっと不気味なイメージになったろう。 もし、「恥ずかしい」という言葉がなかったら、 人が恥ずかしがっているときに、 「おまえ、いつも、こういう時にヘンになっちゃうなぁ」と 気味悪がられるかもしれしれない。 そういえば、この「ほぼ日」だってそうだ。 ジャンル分けしにくいままに、今日まで来てしまった。 つくっている本人たちや、いつも読んでくれている人には、 それで何の不都合もないのだと思うけれど、 他の人々に伝えようとするときに困るようだ。 なんか、ぼくのやってきたことのすべてが、 いつでも、そういう 得体の知れない名前のないことばかりのようだ。 ってことは、いつも不気味で、怪しい? か...しょうがねぇなぁ。 darling: 前に、フランスには肩凝りがないんだ、と聞いた。 つまり、「肩凝り」という概念がないから、 肩凝りがないらしい。 「肩のところが固くなってのよボンジュール」 みたいな感じ? このデリバリー版でおなじみの木村くんは、 「ちょっと熱いってのと、ふらふらするってくらいで、 元気です」と、言っていたことがある。 周囲の人々に「それは風邪っていうんだよ」と言われ、 風邪という概念を知ったらしい。 ◆◇◆昨日のダーリン◆◇◆ 治ったと思うと「まだ」のサインがでて、 風邪が全治しないまま、ずいぶん時が経つ。 ともだちが筋肉いじめをやっているのを、 「見学」とか言いつつひやかしに行ったりしてるけど、 ほんとうは自分がトレーニングしたいに決まってる。 せっかくついた筋肉が減っていくようで、さみしい。 そんななか、本日は、飛行機に乗っかって金沢に行くだす。 これはねぇ、人にはうらやまれる仕事ですよ。 秘書役の通天閣あかりからの「メモ」を抜粋しましょうか。 『・ブリ、たらの白子、かき酢、あおりいか、いわし、 はちめ、あんこうなど。鍋のコースもあります。 ・牡蛎鍋の店。味噌味の鍋ですが、 卵をつけて食べるそうで これがよそにない美味しさだそうです。 ・港の市場に隣接する食堂で、鮮度はピカイチ、 料理や盛りつけのセンスもいいそうです』 以上、いろいろ立ち寄る店の説明ね。 すごいでしょう。 雑誌『dancyu』の企画なんだけど、 おそろしいほどの「食い倒れ」企画だよなぁ。 それなりにハードなスケジュールだと思うので、 風邪の残っている身としては、少しきついかもしれないけど 休むわけにはいかないでしょう、これは。 金沢の人たちって、こういうもの食ってるのか、いつも? そんなことはないだろうな。これはご馳走でしょうから。 どっちにしても、もう、過剰に栄養とることは、 決まっているわけだから、その後、帰京してから、 絶対にトレーニングしないといけません ・・・よね、ケビンさん? darling: 真っ平らだった腹が、心なしかふくらんでいる。 食いまくったからからだ。 この金沢満腹の旅、ただ食って写真におさまっていれば いいのかと思っていたら、やっぱり、 「原稿を書く」というのがセットになっていたと知った。 ・・・・世の中、そんなに甘くはないな。 =================================== ◆◇◆アンコール「ッ」問題◆◇◆ アンコール企画ものとして、 以前のデリバリー版でお送りしていた 膨大な量の「ッ」問題の中から、 一部を再録してみようと思います。 再放送のように、おたのしみください。 そしてこの数ヶ月の 「ッ」問題を特集していないあいだに 「ッ」なエピソードがあったアナタ、ぜひ ほぼ日のメリー木村宛てにメールをくださいませ。 ※なお、「ッ」問題とは、 「キッス」「ミスタードーナッツ」 「バッファリン」「ウエッブ」などと、 外来語関係の独特の発音を中心に、 なにかと「そう言うの?」な言葉を集めた デリバリー版オリジナルの投稿コーナーです。 ------------------------ ・年配の俳優さんで、カメラを キャメラっておっしゃる方、多いですよね。 「おぉ、この人もキャメラな人だ」 と思わずにんまりしてしまいます。 (サトコ) ・<ティ→チ変換も、とても多いです。 「ミーチング」「バッチングセンター」などなど。 (ひろえ) ・父は、棒のアイスを「アイスキャンデー」 CDのことを「シーデー」と呼びます。 グアム・サイパンのグアムは、「ガム」。 (ひろこ) ・「ッ」新たな展開が見られているようですね. うちの夫は、デリバリー版を読んで笑っている私に、 不思議そうに「え?ドーナッツじゃん?」と言います。 そんな彼はプラスティックを「プラッチック」と言い、 ほぼ日ライバル企業を「デズニーランド」と言います。 (おやゆび) ・私の会社のおばあちゃんはは、 ファックスを「ハックス」。 えびす屋を「いびす屋」と文字にして書きます。 近所のスーパーのゴミ箱には 「もいないゴミ」と書いてあります。 (フロム福島) ・うちの父さんは、 スプーンのことを「スップン」と言います。 フィリッピンですが小さいィは大きいイに変換され 「フイリッピン」となります。 関係ないですが新聞紙のことは「しんぶんがみ」です。 (なめくじねこ) ・わたしの生まれ育ちは、東京の品川です。 親族の多くは、「ひ」と「し」の違いがわからない。 靴の「ヒール」を「シール」と言ったり、 「しろっておいて(拾っておいて)」と言います。 妹の「ひろこ」を、「しろこ」と呼びます。 ・・・それってどうなの? 呼べないなら「ひ」「し」以外の名前をつけろ!(笑) ちなみに、わたしは「みちこ」なので、 この「ひ・し」被害を受けてはいません。 (み) ・あの・・・。アルミホイルのことを 「ぎんがみ」って言ったらマズイですか? (さつき) ・「ジーゼルエンジン」はどうですか? (あくた) ・近所に「ヘヤーサロン ヤング」と、 でかでかと書かれた理髪店があります。 「ヘヤー」って・・・。 これも「ッ」問題に入れてもらえますか? (ぷっち) ・会社に、ザ行がどうしても 「ダ行」になるおじさんがいます。 この間、会社の飲み会の 最後のシメを、その人がしました。いただけると 「もう〜。俺にさせるのか?」と言いながら、 ちょっぴりはずかしそうに、「バンダイ三唱」。 前に飲みに行った時は、店員さんに 「ミックス・ピダ」を注文していました。 昨日のお昼ごはんは「だるそば」だったそうです。 ちなみにコピー機は「ジェロックス」です。 ・・・キリがないので、このへんにします。 せっかくの初メール、本当は さわやか系もしくはほのぼの系にしたかったけど。 とってもだんねんですが、おかげでスッキリしました。 (フランシスコ・ダビエル) ・母は、リモコンを「アンテナ」って言います。 その時はきまってリモコンのゼスチャーを とり入れるので、周りの人には必ず伝わってます。 しかも、その母は、ユニバーサルスタジオのことを 「ロッテワールド」と言っていた。 ・・・外国つながりか? (swj) ・おもしろい名前のお店が書いてあったので、 私も言いたくなりました。 うちの近所にあるのは、 「CUT CHANGE 信長」。 ・・・いったいどんな髪型に? (りえ) ・「アウツ」って、うちの父もよく言ってた。 意味としては万事休すなはずなのに、 「もう、こりゃアウツだよ」 という時の父は嬉しくてたまらなそうな笑顔だった。 父の大好きな言葉としては、ほかに 「チャレンジ」「レッツゴー」などがあります。 (なおこ) ====================================== ○「ほぼ日デリバリー版」 ほぼ日刊イトイ新聞発。無断転載は、やめてね。 Copyright(C) 2001 Hobo Nikkan Itoi Shinbun ふつうのおたよりは postman@1101.com まで。 ====================================== ↑こんな感じで、無料で届けられまっす。 よろしかったら、ぜひこちらで受付してくださいませっ! (メリー木村しるす) |
戻る |