<2002年度モノポリー
日本選手権結果報告・第1回>
こんにちは。
今回は11月16,17日に行われた
日本選手権の報告を3回連載の形でしたいと思います。
日本選手権とは、
ずばり「モノポリー日本一」を決めるための大会で、
毎年1回、最近は秋ごろに都内で開催されています。
この大会に出場することができる選手は、
過去1年間の各種大会優勝者や
前年上位入賞者などのシード選手、
そして各地方予選を勝ち上がってきた代表選手たちで、
今年は36名によっておこなわれました。
今回で12回目となる日本選手権ですが、
大きな試みがいくつも導入されました。
一つ目は、既に何度もアナウンスしていますとおり、
使用するボードが「デザイナーズエディション」という
新しいジャパン版であるということ。
そして、2日制大会の本格導入です。
昨年度大会での「前夜祭」が好評だったこともあり、
思い切って実施に踏み切ったものです。
これにより、日程にも余裕ができたため、
従来の3回戦制(予選2+決勝1)から、
4回戦制(予選3+決勝1)とゲーム数も増加しました。
予選のゲーム数が増えたということは、
より実力が反映されるということですね。
また、「勝利ポイント」という
新しいシステムが導入されたのも大きな注目点です。
今までは1位を取った人の評価は基本的に同じ
(テーブルポイントや資産も影響しましたが)でしたが、
今年は同じ1位でも、
「モノポリー勝ち」「資産を全体の過半数取って勝ち」
そして
「資産が全体の半数未満の勝ち」の3パターンに分けられ、
もらえる「勝利ポイント」が変わってくるのです。
モノポリー勝利を目指すゲームをしてほしい、
という狙いがあることは明白ですね。
柔道で言えば「足技で有効ポイントを奪って
そのままタイムアウトを狙う戦法」ではなくて、
「一本勝ちを狙って大技をしかける戦法」を
とってほしいというところでしょうか。
さて、そのような大きな変更点があった
今年の日本選手権ですが、
まずは1日目。
大会に連動して一般参加イベントが開かれました。
名づけて、
「モノポリー日本選手権決勝大会出場者に挑戦
~世界最高レベルに触れてみよう~」
その名のとおり、
日本選手権に参加するために集まった出場選手たちと、
一般の参加者が対戦できる交流イベントです。
腕試し気分でも、また初心者の入門でも、
誰でも参加できる自由度の高いイベントで、
飛び入り歓迎のうえ、しかも無料!とあって、
2フロアあった会場は
ゲームテーブルでびっしりと埋まっていました。
参加いただいた皆様ありがとうございました。
1日目の晩は開会式兼懇親会が開かれ、
選手のみなさんが和やかに交流を楽しみます。
そしてその席上で、1回戦の対戦相手を決定。
これは、昨年同様、
予備抽選の番号順に希望するテーブルを申告する方式。
予備抽選で見事に?1番のくじを引いたのは、
石井方宏さん。
しかし実は、1番の人は、
最初にテーブルを決めるために、
対戦相手を選ぶことは全くできないのです。
この方式の場合、
真ん中くらいの番号を引くのが
一番面白いかもしれませんね。
2番以降の人も、順次自分のテーブルを決めていき、
次第に1回戦の対戦テーブルが完成していきます。
初めての相手との対戦を希望する者、
有名なタイトルホルダーへの挑戦意欲をあらわにする者、
ライバルとの激突を望む者、回避する者・・・。
1人が書き込むごとに、
会場からどよめきや歓声があがります。
かくして予選開始に向けて会場の盛り上がりもピークに!
注目の予選の模様は次回に! |