第7章 レッスン3は、晴れた日だった(3)。
そして、今回は、なんだか「謎」という文字が、
いっぱいでてくるような気がします。
あれやこれやで、謎・謎・謎。
でも、まぁ、先生のいない間に、
「コワイから触らないでおきましょ」と
消極的な考えをしていたら、謎もなかったわけなんで、
たくさんの謎があるといいうことは、
教室に活気があるということでもある。
ギターなんかでも、なにかとケースにしまう奴って、
上達しないらしいもんねー。
さぁ、南波先生、出番です。
用紙への記入も一通り終わり、さて、iMacの前に移動。
ミーちゃん、iMac正面に腰掛けて私は脇に。
具体的に言うと、例の危険回避ゴミ箱の前。
足もとからちょっとどけてはみるが、
後で元通りに戻しておかないと。
(今、思い出してみると、その重要な行為を
し忘れて帰ってきてしまったような気がする。
まったく気の抜けた「先生」だ。すみません!)
さて、いよいよ、というより
「やっと」と言った方がいいのだろうか、
お待ちかねiMacの電源オン。
デスクトップ上にまた発見
「新規フォルダ」・・・今回は1つだけ。
予想通りの空フォルダ。こうして、ああして、
この「新規フォルダ」ができたのでは?
という推理を一応ご披露した後、
「じゃ、要らないものなので
ゴミ箱へ連れていってください」と私。
さあ、ミーちゃん、今回のレッスン初めてのマウス操作。
マウスパッドはもう不要であった。
ラック付属の、何と呼ぶのだろう、
マウスパッドテーブル(?)上の操作となる。
これが意外と小さい。慣れている者にとっては
十分なスペースであるように見えるが、
ミーちゃん苦戦中。
「浮かせの術」を改めて伝授。
要はマウスボールだけが動けばいいのであるから、
とマウスの裏側をお見せした。
マウスの基本構造を理解していただけたようだ。
さあ、頑張れ、ミーちゃん。
「新規ファイル」はすぐそこだ。
しかし、クリックするタイミングが少しばかり早すぎた。
「獲物」の横のデスクトップ上から
選択範囲の四角を伸ばしてゆくことになる。
結局、「獲物」とその下にあるファイルが
共に選択され色が反転。
おっと、どんどんその範囲が広がってゆく。
このままだと、ゴミ箱まで選択されそうな勢いだ。
出番だ、先生!
「あ、ボタンを離して、別の場所を
どこでもいいですからクリックしてみてください」
今の状況をご説明。
でも、これが複数のアイコンを選択する際に取る方法だ
ということはまだお教えしないでおく。
混乱させたくない。
「目的のアイコンに矢印がたどり着いたら
ボタンを押してくださいね。
そしてそのまま持ってゆきます」
はい、今度は大成功。
でも、やはりマウスがパッドから落ちそうになる。
「浮かせてサッサとホウキ運動」には
時間がかかるかもしれない。
ボタンを押したまま浮かせるのはやはり難しそうだ。
iMacのマウスを
親指と中指でつまむようにお持ちだったので
ちょっと矯正して差し上げた。
がっちりとマウスを包み込むように持たないと
浮かせるにもクリックするにも力が入らないと思う。
さあ、めでたくゴミ箱に入った。
そこでタイミングよくユキエさんのひとこと。
「その新規フォルダ、
ノリコさんが作ったものじゃないのかしら?
自分の書類を入れるために作ったんじゃなかった?」
えっ? そうなんですか?
わからないが、可能性はなきにしもあらず。
はい、ミーちゃん、ではゴミ箱から
また戻しておきましょうか。
新規ファイルの大移動。
この一件、ちょっと笑えたが
マウスの練習にはもってこいだ。
「どこでもいいので連れ出しておいてください」
「あ、この間作ったお試し版の声ファイルがありますね」
と私。
「これは要らないわねぇ。
ちゃんとしたメッセージも入ってないし。
でも、これが消えないのよね〜」
「消えない」・・・ちょっぴりデジャヴュ。(笑)
「じゃ、これもゴミ箱へ入れちゃってください」
またお片づけ。
「あぁ、そっか。こうすると消えるのね」
「ええ、いつまで待っていても
このままそこにいるだけで・・・(笑)」
そして「ゴミ箱を空に」を改めて覚えていただく。
でも、ゴミ空を開けて以来
ずっと気になっていることがあった。
なぜか以前作っておいた「クラリスワークスのエイリアス」
ファイルを発見していたからだ。ゴミ箱の中に。
アプリケーション本体ではないのだから
そう焦る必要もないが、かといって、
そこにある存在理由がどうも納得できない。
なぜそのエイリアスがお払い箱扱いになっているのか。
間違って捨ててしまったとしか考えられない。
でも、どうやって間違ったかについては謎である。
デスクトップ上を旅させている間に
スッポリとゴミ箱に吸い込まれてしまったのだろうか。
それとも、そのエイリアスを選択している状態で、
メニューバーの
「ファイル」→「ゴミ箱へ入れる」あたりで
ふと手がボタンから離れてしまったのだろうか。
たとえば「情報を見る」まで指が我慢できなくて。
ま、深くは追求しない。
謎は謎のままゴミ箱の中で眠れ。
どういう経過を経てゴミ箱に入ったのか
「情報で見る」ことができれば面白いのだが。
一つのファイルがたどってきた足跡記録・・・
想像するとちょっと笑える。
「デスクトップ」→「ゴミ箱」→「デスクトップ」
→「ゴミ箱」・・・「捨てようかどうしようか考え中!」
って感じだろうか。(笑)
「これは必要といえば必要なものなので、
出しときましょう」
ミーちゃん、ゴミ箱からのファイル救出作業、再び。
さて、前回の「ミーちゃんの書類」ファイルは
どうなっていることだろう。
ミーちゃん初のワープロ作品。
続きが見たい。
「ジグソーパズルなんかだと
その場限りみたいなものだから、ちょっと飽きちゃった。
ワープロに凝ってるんですよ、今」
わー、さすが。
クリエイティブな作業の方がやり甲斐があるようだ。
では、さっそく開きます。
前回作った「ミーちゃん書類」ファイル。
おっ? 進んでる! 文字が増えている。
iMacの先生は、探偵もしなきゃいけない。
どうしてそうなったのか、について、
考えている南波あっこ先生の姿も、興味深いなぁ。
それはそうと、また、何か書いたのか?! ミーちゃん!?
(明日掲載の、つづきを待て!)
|