第11章 子連れのレッスン7だった(5)
いろいろ考えたんだけれど、
ミーちゃんの日記は、明日以降の掲載にします。
いちおう、レッスン7を締めておかないとね。
毎日ちょっとずつ読んでいる方のなかには、
「早く日記を読ませてください」というメールを
くださる方もいるのですが、
そんな「タイソーな文芸作品」じゃないんですから(笑)。
ま、とりあえず、南波先生に、
この回のショートレッスンを締めていただきますね。
「まだ、帰らないの~?」
忘れそうになっていた。「小さな見学参加者」だ。
彼はといえば、隣の畳スペースの座椅子にすっぽりと
座り込み、テーブル越しにこちらを見守っていたり、
ノリコさんのガイドで、二階へのツアーに参加したり。
ミーちゃんのお宅を満喫しているようだった。
ここで、タイミングよく、お隣から
「準備できましたよ~」
夕飯の準備だ。
ちょうどいい。本日のショート・レッスン終了。
玄関にて、ミーちゃん、
「あら、何か持って行く物があったんじゃないですか?
日記のファイルのプリントとか・・・?」
そうそう、朝の電話で、
そのファイルが欲しいとのことを
言っておいたのだった。
「あ、それなら、さっき、
もう私宛てに送ってしまいましたから、いいんですよ。
あれで済んじゃったんです。
メール添付で。プリントする必要、ないんですぅ」
ちょっとキツネにつままれたようなお顔。
でも、すぐに
「あぁ、そういうことですか~(笑)」
雨は止んでいた。そして、道路は渋滞。
「ボク、ミーちゃんちみたいな色の
iMacが欲しいって言ってたのに・・・」
「はい、はい、5色揃えようね~」
ちょっと嘘つきなママ。いや、嘘じゃない、希望だ。
家に帰ると、父親にも、姉にも、
「今日、ミーちゃんち、行ってきたんだよー。
いいでしょ!」
そう自慢しまくっている。
「早く字をみーんな覚えて、
ミーちゃんにメール書いてみようね」
ミーちゃん、子供からのメールが届くかもしれません。
驚かないでくださいね。(笑)
そっかー。
南波先生んちの小さい市民諸君のなかには、
日本語の文字よりコンピュータのほうを
先に憶えてしまった人物がいたんですね。
これからの時代って、こういう国民が増えるんでしょうね。
さ、では明日からは、日記の掲載ですね。
(つづくんだなぁ、まだ、毎日の連載で)
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