第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(3)
やっとここまで来たか、とお思いでしょうが、
今日から、FAXのお勉強になります。
ぼくも、前はとても便利にFAXを使っていたのですが、
なんだかメールを使うようになってからは、
じれったいという気がして、
だんだん使用頻度が減っていきました。
でも、タイピングして、そのまま送るという方法は、
「あることだけは知っていた」のです。
でも、誰かにすすめられたこともなくて、
使っていなかったのでした。
さぁ、教えてもらおう、ぼくも、キミも。
南波先生、よろしくね。
さて、ワープロ、そして、メール。
文字を打つ、また、それをよそへ送信するという作業に、
ミーちゃんもかなり慣れてくださった。
せっかくなので、ついでに、もう一つ。
ファックスである。
コンピュータからファックスが送れるという事実も
お教えしておきたくなった。
iMacには最初からFAXstfという
ソフトがインストールされている。
これも、使い方さえ一応覚えておけば、
利用する必要性が生じた場合には
なかなか便利なものだと思う。
ミーちゃんにもファックスをお持ちのお友達が
多少なりともいらっしゃるのではないだろうか。
ふとそれを尋ねてみたところ、
「あぁ、お隣にあるわね~。ハツミさんのお店に」
「そうですか。ファックスで
お菓子の注文が入りますもんね」
「そうなのよね~」
「iMacからもファックスにメッセージが送れるんですよ」
「あら、そうなんですか?」
「えぇ、それを可能にするソフトが入ってるんです」
「はぁ~」
あら、また、そのソフトというものを
新たに勉強しなくてはならないのね・・・?
などと不安になってもらっては困る。
「あ、すごく簡単というか、単純な作業でできるんです」
咄嗟にそう付け足す。
「これは最初だけなので、気にしないでください。
ちょっとした基本的な設定をしておきますね」
ファックス・ソフトの設定で
「電話回線」をデフォルトの「プッシュ回線」から
「ダイヤル回線」に変更。
お互い、笑みが浮かぶ。
これをうっかりしていると、インターネット同様、
ファックスも送れないことになる。
「試しに、うちのファックスに何か送ってみましょうか」
ミーちゃん、メモ用紙とペンに手を伸ばす。
向学心のある方の無意識の行動。
ああ、そういえばと思い出した。
ミーちゃん家は、電話回線が「ダイヤル回線」だったっけ。
すごく簡単という南波先生のひとことを信じて、
明日から、少しずつ、セッティングしていきましょう。
いま、リアルタイムのミーちゃんは、
きっとカナダ旅行のほうに気持ちが傾いているのだろうか。
まだ、ちょっと早いかな、その時期は。
(あしたにつづくのであります。)
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