第14章 小学校高学年くらいの段階にはいったか(4)
うおおおうっ。
なんてよくわかるんだ、今回の説明は!
そういえば、ぼくが「普通紙印刷」のFAXを買ったとき、
電脳部長の岩田さんから、
「ようするにパソコンのプリンタに、
電話機能を付けたようなものなんです。
一時に比べて、プリンタが安くできるようになったんで、
こういう普通紙FAXなんかも、
ずいぶん普及したんですよね」と、
雑談的に聞いたことがある。
そういう仕組みをわかっているだけで、
マシンに対しての不安感はとても軽減される。
ま、とにかく読んでみてください。
使い慣れているクラリスワークスで
文章を作ってみることにした。
簡単に何か書いてくださるようお願いする。
家には6年生の娘が留守番しているはずだと言うと、
『おかあさんとファックスをおくります。ミーちゃん』
との文章を書いてくださった。
「プリントするのと同じ感覚でファックスできるんですよ。
ただ、ひとつだけ、
しなくちゃならない作業があるのですが・・・」
そう言って、アップルメニューから「セレクタ」を選択。
ウィンドウが飛び出す。
デフォルトのままになっているので、
アップル純正プリンタのアイコンもいくつか表示されている。
その中に、現在、このiMacに接続されているプリンタの
アイコンを確認。
「セレクタというのは、
プリンタやファックスを使う時の
切り替えスイッチのようなものなんです。
Macからの情報をどの装置で外に送り出すのか、
これで切り替えるわけなんですが」
わかるような、わからないような説明だ。
「プリンタを使ってきたので、
今はそのプリンタが選ばれているのですが、
ファックスを使うときには、
この「FaxPrint」というアイコンを選んで、
そちらに切り替えるんです。
それだけなのですが。
ちょっと、やってみますね」
ミーちゃん、
「りんご」「セレクタ」「FaxPrint」等、メモ。
セレクタのマークも描き写してらっしゃる。
これならすぐわかる。
メニューバーの「ファイル」をクリックしてみる。
そこに「プリント」という表示が
なくなっていることをお見せする。
代わりに「ファックス」との文字。
「あら、ほんと。変わってるわ」
「はい。このプリンタの代わりに、
よそのファックスを使って
プリントアウトするようなものなんです。
この文字の情報をプリンタに打ち出すか、
それとも電話回線を使ってよそで打ち出すか、
その程度の違いだと思ってください」
納得してくださっている表情。
「プリンタが繋がれていないような場合、たとえば、
自宅や友人宅にファックスして、
原稿をプリントアウトすることも可能なわけですよね、ちゃっかりと」
「あぁ、なるほどね〜」
わかっている人にとっては、
なにをいまさら、と思われるかもしれませんが、
こんな程度のことだって、
教わらなきゃ知らないんですよね。
なにせ、まったく新しいユーザーが
どんどん増えてる時期だから、
知らないことの多い読者だって、
いーっぱいいるはずですよね。
(明日は、このつづきをお読みくださいませ)
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