ほぼ日乗組員、向江夢(むかえ ゆう)は、
「喫茶店のマッチ」を集めています。
その数、現在300個以上。
世の中にはもっとすごいマッチ収集家がいるのでしょうが、
彼女(現在22歳)はこれを4年で集めています。
コレクションの3分の2は、
じぶんが実際に行った喫茶店でもらったものだとか。
しかも、「行ったお店にマッチが無い」
というケースがほとんどなのだそうです。
なのに、約200個を手に入れている。
いったい彼女は何軒の喫茶店の扉をくぐったのか‥‥。

そこまで本気な向江夢が、
好奇心ひとつをひっさげて、
「喫茶店マッチ」にまつわるあれこれをめぐります。
最終的には、オリジナルマッチをつくっちゃうんですよ?

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こんにちは。「ミロンガ ヌオーバ」さんへの
取材を終えて、興奮気味のほぼ日です。

その興奮も冷めやらぬまま、
次の興奮がやってきました!

イラストレーター・福田利之さんの絵が届いたのです。

この連載の初回ですこし触れましたが、
2024年12月13日から翌年1月26日まで、
渋谷PARCOの8階にある
ほぼ日のスペース「ほぼ日曜日」にて、
福田利之さんの展覧会
「大福田展」が開催されます。
その会場内にオープンする喫茶店のオリジナルマッチを、
福田さんの描き下ろしイラストで作りましょう!
というアイデアを着々と進めていました。

ご覧ください。
こちらが福田利之さんから届いたイラストです。

か、かわいすぎる‥‥!!

店名は、「純喫茶 大福」っていうんですね。
カップを手にしている
猫や犬や人間たちがとってもかわいらしく、
色はちょっぴり大人な感じ。
純喫茶というイメージにぴったりです。

福田利之さんは、描いた原画に
インスタントコーヒーをふりかけ、
それをニスで伸ばしてコーティングすることで、
ちょっと古い絵のように仕上げる技法を
使われているそうです。
なるほど、うっすらとセピア色に‥‥。
ますます、「喫茶店マッチ」のイメージにぴったり!

ちなみにマッチ工場さんには、
このようなフォーマットにのせて発注をしました。

「箱マッチ 寸二型」というサイズのマッチです。
いくつかのサイズから選べたのですが、
「これがいちばん喫茶店っぽい」という私見で、
ごめんなさい、わたしが選ばせていただきました。

このすてきなイラストがマッチになると思うと、
わくわくがとまりません‥‥。

完成したマッチは、
「大福田展」会場内にオープンする
「純喫茶大福」をご利用の方に
サービスでお渡しするそうです。
(数に限りがあります)
なんてたのしい使われ方!
展覧会の思い出とともに、ぜひお持ち帰りください。

このイラストのマッチ作りをお願いしたのは、
兵庫県姫路市にマッチ工場をもつ
「日東社」さんです。

「日東社」さんは、2022年の製造終了まで
日本でブックマッチを作り続けた最後の一社なんです。
そんな「日東社」さんが、
このオリジナルマッチを作ってくださるなんて‥‥。
ぜひ、出来上がる現場を目撃したいと思いました。
あつかましくもお願いしてみたところ‥‥
なんと工場を見学させてもらえることに!

ほぼ日のマッチ好き代表として、行ってきます!!

(つづきます! 姫路へ向かいます!)

2024-12-16-MON

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  • 関連企画のお知らせ

    イラストレーター・福田利之さんが、
    このコンテンツ「喫茶店マッチが好きだから。」のために
    一枚の絵を描きおろしてくださいました。
    その絵を印刷した、オリジナルマッチを作成。
    渋谷PARCO「ほぼ日曜日」で開催中の
    「大福田展」でお渡しします。
    会場内の「純喫茶 大福」をご利用ください。
    おひとり様に1個、差し上げます。
    (ご用意した数が無くなり次第終了)

    また、TOBICHI東京のワンコーナーでは、
    「喫茶店マッチが好きだから。」に登場している
    向江夢のマッチコレクションを展示します。
    ちいさな展示ですが、
    オリジナルマッチのために描かれた、
    福田利之さんの原画もご覧いただけます。