いま、さいたま国際芸術祭2023の会場に
日々、出現しては消えている(?)
なぞめく存在・SCAPER(スケーパー)。
会場の一角、いわば「敵陣のど真ん中」に
スケーパー研究所を開設している
田口陽子所長に
スケーパーのナゾ、人に伝える際の難しさ、
そして何より
そのおもしろさや魅力について聞いた。
担当は、ほぼ日の奥野です。

>田口陽子さんのプロフィール

田口陽子(たぐちようこ)

都市・建築研究者。東洋大学理工学部建築学科准教授。オランダ・デルフト工科大学建築学部留学などを経て、東京工業大学大学院理工学研究科建築学専攻博士課程修了。東洋大学では地域デザイン研究室を主宰し、地域と連携した都市・建築のプロジェクトに携わりながら、文化芸術を生かしたまちづくりの研究に取り組む。さいたま国際芸術祭2023に合わせて、謎めいたスケーパーを都市・建築論の観点から研究する「スケーパー研究所」を立ち上げ、その活動内容や調査研究の成果をWEBサイトで発信している。

なぞのSCAPERを追え! 本編はこちら

  • SCAPERが跳梁跋扈する(!?) さいたま国際芸術祭2023は 12月10日(日)まで!

    田口陽子所長が
    その実態を解明しようとしている
    SCAPERは、いま開催中の
    さいたま国際芸術祭2023の会場に
    毎日「放たれて」いるようです。
    「旧市民会館おおみや」という
    古い建物の内部を
    まるで「迷宮」のようにつくりかえ
    展示の内容やプログラムが、
    日替わりで変化していく芸術祭です。
    ディレクターは、目[mé]。
    参加作家の展示を鑑賞しながら、
    SCAPERのことも
    どこかで気にしながら楽しめます。
    閉幕も間近。ご興味あれば、ぜひ。
    詳しいことは
    公式サイトでご確認ください。

  • illustration:Ryosuke Otomo