タイツと靴のコーディネート。
今週の「weeksdays」では、
カーマンラインとつくったタイツを紹介します。
カラフルなタイツ2色、
ベーシックなタイツ2色。
それぞれの、靴との組み合わせを、
伊藤まさこさんに解説してもらいました。
カーディナルレッドのタイツには
スエードの赤いヒール靴を。
同系色でまとめると、
ハッと人目をひく足元になります。
ブーツとはひと味違って、
新鮮な表情になるのもうれしい。
合わせるのはグレーのダッフルコートにしようか、
それとも生成りのボアのコート?
なんてコーディネートを考えるのが楽しくなるのが
カラータイツのたのしいところです。
黒いワンピースに黒のスニーカー。
これで黒のタイツだと
全体的にちょっと重たい印象になってしまうことも。
そんな時には、このカーディナルレッドの
タイツの出番です。
メリハリのある色使いで、
全身を軽やかに見せて。
マスタードと相性のよい茶色の
ショートブーツを合わせてみました。
スニーカーやフラットシューズなど、
タイツの色の出る分量を考えながら、
靴をえらぶのもまたたのしいもの。
少しのちがいで、
ずいぶんと印象が変わるので、
全身のバランスを鏡で確認しながらコーディネートして。
時にはレオパード柄のサボなど、
個性的な靴を合わせても。
デニムやダンガリーのワンピースやジージャンなど、
シンプルな服と合わせて、
思い切り足元を目立たせます。
冬の足元を軽やかに見せてくれる、
大好きなネイビーと白の組み合わせ。
汚れるからと敬遠されがちな白い靴ですが、
専用のシューズクリームを使えば汚れはすぐに落ちるし、
「まっ白」を履く、
という緊張感は、なかなかいいものだと思っています。
もちろん万能なネイビーカラーは、
白だけでなく、
同系色や茶の靴との相性もよし。
一足持っていたい色です。
黒いブーツにネイビーのタイツ。
「全身黒」もいいけれど、
タイツだけネイビーで
ニュアンスをつけるのもまたいいものです。
一見、似た色合いですが
黒とネイビーの微妙な差がいい。
その場合、靴は個性的なタイプをえらんで、
ちょっとだけ足元を主張して。
ネイビー同様、黒いタイツも万能選手。
こんな派手なゴールドの靴も
すんなり受け止めてくれるのは、
黒のおかげ。
本当に助かる存在です。
タイツのおしゃれで気をつけたいのは、
野暮ったくならないこと。
「おしゃれは足元から」の言葉を胸に、
かっこいい足元を目指します。
黒い靴に黒いタイツを合わせるときは、
質感に気を使います。
今回は、ペタンコのエナメルのワンストラップシューズ。
ちょっとテカリのある素材を持ってきて、
黒だけの足元がたいくつにならないようにします。
白いコットンのワンピースに、ニットを重ね着、
なんていうコーディネートがきっとお似合い。
(伊藤まさこ)