向田さんだったら。
「ハンカチ持たずちり紙持たず、せいぜい口紅一本と小銭くらいで、イザとなったら誰かに借りるわ、という超小型バッグのひとは末っ子タイプ」
と言ったのは向田邦子さん。
(「ハンドバッグ」『女の人差し指』<文藝春秋>より)
かくいう私も、
小さなお財布に電話、ハンカチしか持たず、
「イザ」という時は、
誰かに借りちゃう末っ子タイプ。
バッグは小さめのものが好きです。
‥‥とはいっても、
仕事をする身なので、
そんなことばかりは言ってはいられません。
ノートにペン、
読みかけの本、
仕事の資料、
時にはパソコン。
仕事机の上をまるごと
持ち歩かねばならないこともしょっちゅうあって、
そんな時に活躍するのが、
AMIACALVAのトートバッグです。
大きいからなんでも入る。
なんでも入れちゃう。
それでも中が散らからないのは、
いくつもあるポケットのおかげ。
電話はここ、
眼鏡はここね、と決めておけば、
すぐに取り出せる。
便利なこと、この上なしなのです。
「大きなバッグを持って、一切合財抱えて歩く人は長女が多い」
(「ハンドバッグ」『女の人差し指』<文藝春秋>より)
という言葉通り、
長女の向田さんは、
バッグにたくさん物を入れて持ち歩くタイプだったそう。
もしも向田さんが生きてらして、
このバッグを見たらなんていうのかな?
「あら、便利そうね」なんて言って、
ヒョイっと肩にかけた姿は
さぞかしかっこいいんだろうなぁ、なんて
つい妄想を膨らましてしまうのです。
伊藤まさこ
2020-01-24-FRI