真っ白なキャンバスに。
いつか自分の家を持てることがあったなら、
まっ白な箱のような部屋を作りたい。
そこには、
好きなものだけしか置かない。
なにも描かれていないキャンバスに、
自由に絵を描いたり色を足したりするように、
部屋が作れたらいいなあ。
そんなことを妄想するのです。
幸運なことに、
その私の妄想は、
仕事で形にすることができています。
ある時は、
一人暮らしをはじめたばかりの女の子のベッドルームを。
またある時は家族4人の食卓を。
なーんにもないところに、
そこにいる人のことを思い浮かべながら、
家具を並べ、小物を置くうちに、
白い箱だった空間が、
ゆっくりと息づいて「部屋」になっていく。
スタイリストという仕事って、
おもしろいなぁと思う瞬間です。
今週のweeksdaysでは、
5つの部屋を作りました。
さてどんな部屋ができたでしょうか?
明日からのコンテンツをどうぞおたのしみに。
伊藤まさこ
2020-02-21-FRI