ごはんの時間。
伊藤まさこ
メニューを考えてから食材を揃える、
というスタイルから、
いまあるもので工夫するスタイルへ
みんなの暮らしがちょっと変化しているいま、
伊藤まさこさんはどうしているのかな?
と気になりました。
きいてみたら「なるべく外に出ないように、
ストックや乾物を使ってやりくりしているんですよ」と。
冷蔵庫のなかに食材がたくさんあるときよりも、
あんまりない中からあたらしい味が生まれることがあると、
知人の料理家のかたから聞いて、
「よしっ!」と思ったのだそうです。
どうやら伊藤家の食卓は、
いまある食材を無駄にせず、
足りない食材は工夫して、
テーブルやうつわも考えて(ここはプロ!)、
ごはんの時間をたのしくする
アイデアにあふれているみたい。
そこで、伊藤さんに、いまの気持ちで、
ほんとうにつくっているものを
紹介してもらうことにしました。
[9]ゆで卵、キャロットラペ、ポテトサラダ
ねぇ、ごはんなににする?
そう娘にたずねたら、
「今日、それ聞くの4回目だよ」と言われました。
まさかそんなにごはんのことで頭がいっぱいだったとは!
でもね、
切ったり茹でたり炒めたりして
手を動かしていると、
余計なことを考えないからいいんです。
料理している時って無心になるでしょう?
あの感じが好きなんです。
今日のお昼は、
冷凍庫にあったカレーとごはんを解凍して食べることに。
無心とか言ってたわりに、
なぜか簡単ですけれど。
それでも、カレーとごはんだけではそっけないので、
ゆで卵とキャロットラペとポテトサラダを作りました。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/04/thumb_IMG_0745_1024-800x800.jpg)
にんじんはしりしり(沖縄の調理道具です)やスライサー、
なければ細い千切り、
玉ねぎはみじん切りにし、
酢とオリーブオイル、塩とこしょうで味をととのえます。
翌日もおいしいので、多めに作っておくといいでしょう。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/04/thumb_IMG_0748_1024-800x800.jpg)
蒸したじゃがいもは(今日は丸ごとではなく、
皮をむいて6頭分に切ってから蒸篭へ)、
スライスした玉ねぎ、マヨネーズと
マイユのマスタードで和えます。
きゅうりやにんじんが入ったポテトサラダもいいけれど、
たまにはこんなシンプルなポテトサラダもいいもの。
(我が家ではこのポテトサラダを
「大人のポテトサラダ」と呼んでいます。)
ゆで卵は沸騰した鍋に入れて9分。
時々ころころと転がしながら茹で、
冷水に取り、殻をむきます。
さあこれで準備完了。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/04/thumb_IMG_0751_1024-800x800.jpg)
お皿にごはんを盛って、
カレー(今日は牛スネ肉のカレー)をかけたら、
キャロットラペと、ポテトサラダ、
手で半分に割ったゆで卵をバランスよく盛りつけて。
こんな風にちょっと何か足すと、
いつものカレーも一味違ったものに。
ぜひおためしあれ!
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/04/thumb_IMG_0756_1024-800x800.jpg)