REPORT

フランス、ニッポン、ポーランド。
Honneteの服づくり。

「weeksdays」では2回目の登場となる
Honnete(オネット)。
使っている「Super Light Weight Nylon」は、
「こんなナイロン、見たことがない!」と、
ファッションに詳しい人をもうならせる素材です。

Honneteは、フランスの南西部、
トゥールーズ地方で設立され、
フランス国内外のメゾンやデザイナーズブランドに
生地を提供してきたテキスタイルメーカーです。
自社で縫製工場を設立後は、
オリジナルレーベルでの生産と、
他社からの依頼によるOEM生産を開始。
現在は多くのメゾンやブランドの生産を請け負っています。
工場は、その縫製技術の高さが近年注目されている
ポーランドに。
そんなHonneteの、今回の3つのアイテムは、
テキスタイルメーカーらしい独特なものなんです。

世界的な生地は、
メイド・イン・ジャパン?

フランスのブランドが
ポーランドでつくる服ですから、
生地はとうぜんヨーロッパでつくられている‥‥、
と思いきや、
今回使われている「Super Light Weight Nylon」は
じつは日本製なのです。
それも北陸メイド。
じつは北陸は合成繊維の産地として、
いま、世界でトップクラスの技術と品質があると、
ファッションの世界で注目されています。
もともとテキスタイルメーカーだった
Honneteの御眼鏡にもかない、
今回の全アイテムに使われることになりました。

この「Super Light Weight Nylon」は、
高い技術とノウハウをもつ
合成繊維のスペシャリストたちの手により
生み出された高密度ナイロン。
最大の特徴は、おどろくほどの軽さです。

「だったら、スポーツ素材にもありますよね?」

そうなんです。でも、この生地はちがう。
見た目も着心地も
まったくスポーツウェア的じゃない理由は、
心地よい肌ざわりと、品格のある表情、
そして色の表現ゆえ、です。
つやめいた鈍色の発色、
上品さのある絶妙な透け感は、
ファッション性が高く、
これまでのナイロンに対する印象をくつがえしました。
世界のブランドがこの生地を使いたがる、
というのもうなずけます。

「製品として出来上がった際の立体感や、
見た目の美しさなど、
この素材による仕立て映えに、
他との違いを感じますよ。
いろいろな意味で感動的ナイロン素材です」
とは、Honneteを輸入、日本で展開している
グラストンベリーのかたの声でした。

今回「weeksdays」で展開するアイテムは、
この「Super Light Weight Nylon」のよさである
やわらかさとほどよい張りを最大限にいかした服。
薄手ゆえに、かろやかでエアリーですから、
カジュアルにも、きれいめにも決まる
ラインナップがそろいました。

2020-07-12-SUN