川上薫さんの
コーディネート
ぜんぶ解説。
[1]
「weeksdays」でも活躍してくださっている
服飾スタイリストの川上薫さんに、
nooyのあたらしいアイテムを中心にした
コーディネートをお願いしました。
今季、初登場となるニットやカットソーに、
「weeksdays」の継続アイテムを使って、
この秋冬らしいスタイルを提案します。
川上薫さんのプロフィール
かわかみ・かおり
服飾スタイリスト。
東京生まれ。
2009年竹淵智子氏より独立。
レディスウェア、メンズウェアをとわず、
雑誌を中心に、広告やCMなどで
スタイリングを手がけている。
[1]ボトルネックtee、3つのスタイル。
ボトルネックtee/コットン(ネイビー)
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/10/MG_1058.jpg)
タイトになりすぎないボトルネックデザインの首もと。
いわゆるタートルネックより、ゆとりがあって、
タートルには抵抗がある、というかたも、
着やすさを感じるのではないでしょうか。
コットンという素材も、サラッとして着やすいですよね。
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![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/10/MG_0455.jpg)
このコーディネートでは、
CI-VAの黒のショルダーバッグにあわせて、
カーキのコートやショーツなどで、
ちょっと落ち着いたワントーンコーデを組みました。
ただ、ワントーンは、全部がそれだと締まらなくなります。
そこで中にボトルネックのネイビーを入れて、
少し上品な大人のコーデに仕上げています。
ボトルネックの裾をインにしているのは、
純粋にバランスを考えて。
このコーデの場合、外に出して着るよりも、
インにすると、少しキチッとなり、
メリハリがついた印象になります。
色のバランスは気に入っているのに、
「なんだかしっくりこないな」というときは、
裾のイン・アウトを変えてみるといいかもしれません。
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前は、あけて、あえてショーツを見せていますが、
全部を留めて着ても、
コートワンピースみたいな感じになって、
少しだけボトルネックが出るのも、
かわいらしくまとまりますよ。
ボトルネックtee/コットン(ホワイト)
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/10/MG_1061.jpg)
黒いシルクのワンピースに
白のボトルネックの王道コーデです。
クラシックな感じで、
ちょっとお出かけにも使えそうなピアスや
秋寄りのゴールドのサンダルを合わせています。
ちょっとダークロマンスというか、
秋冬になると、女性って黒が着たくなる。
でも黒だけだと抵抗がある、というところを、
白を入れて、少し柔らかくしています。
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![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/10/MG_0629.jpg)
足元は、サンダルに限らず、
ブーツであろうとサイドゴアであろうと、
もちろんパンプスでも、マルチに合うと思います。
ちょっとカジュアルに、
スニーカーでもかわいいですよ。
黒いワンピと白いアイテムって、ほんとうに王道で、
ほかの色がとても合わせやすいんです。
このワンピースは、薄手のシルクですが、
下にコットンの厚地のボトルネックを重ねることで、
秋らしい生地感がうまれています。
ボトルネックtee/コットン(ブラック)+ボタンテールカーディガン(グレー)
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/10/MG_1057.jpg)
今季の流行のひとつである
乗馬スタイルを意識したコーデです。
全体のトーンを落ち着かせ、
グレーのカーディガンで顔回りを明るくしています。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/10/MG_0848.jpg)
このボトルネックは、何かの下に重ねても
あまりもたつかない素材。
こういうふうに重ねて着たときに、
すごく万能だなと思っているんです。
だから、シャツを羽織る感覚で
着ていただけたらと思います。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/10/MG_0831.jpg)
カーディガンは、
大人の遊び心があるアイテムだなと感じます。
普通だったら前にボタンがつくところが、
そこにはボタンがなくって。
後ろにボタンがついている!
実用的にも、見た目的にも、
ジャケット感覚で着られるカーディガンです。
ここでは、後ろのボタンを、
下半分ほど開けていますが、
このボタンを開ける位置で
カーディガン全体のシルエットが変わります。
それがとても楽しいんです。
ご自身で「どこまで開けようかな」というときは、
鏡の前で、正面から、足さばきを考えて決めてください。
全部閉じて、前から見ると、
意外とタイトな印象に。
ちょっときょうは歩くぞ、というときや、
色ものや柄ものなど、内側に見せたいものがあったら、
ちょっとボタン開けちゃおうかなとか、
ルールはありません、ぜひ楽しんで着てくださいね。
下半身はフライトパンツでシャキッと、スポーティに、
あえてクルクルっと巻いて、ブーツを出しています。
そのぶん上半身は、カーディガンでふんわりとやさしく。
品があって、大人の方が取り入れやすい
コーデだと思います。