Harrissのリバーシブルブルゾンを
着てもらいました。
[その2 母と息子編]
桑原有子さん・桑原尚朗さん
伊藤まさこさんの友人家族にお声掛けして、
Harrissのユニセックスの
リバーシブルブルゾンを着てもらいました。
今回は、お母さんと息子さんのふたりに。
いいなぁ、こんな母子!
(文|伊藤まさこ 写真|有賀傑)
桑原家のプロフィール
お母さんの桑原有子さんは、
西荻窪で友人と「まめなとうふ店」を経営。
国産在来大豆と天然にがりを使い、
消泡剤を使わない豆腐や油揚げ、惣菜を販売している。
息子の尚朗(なおあき)くんは大学生。
「まめなとうふ店」の名前と
「まめに、まじめに。」というコピーは、
尚朗さんによるもの。
「地域の方にも親しんでいただけて、
いい店名と感じています」(有子さん)
ベリーショートがトレードマークの有子さん。
私が知るかぎり、
この髪型がこんなにも似合う人はいない!
と、断言するほどよくお似合い。
服もまたしかり。
いつもご自身にぴったりな着こなしをされていて、
会うたび、すてきだなぁ、
ご自分のことをよくわかっているのだなぁと
感心しています。
「いえいえ、そんな。
仕事柄(有子さんは西荻窪で
「まめなとうふ店」というお豆腐屋さんをされています)、
デニムとTシャツで済んでしまうから、
おしゃれをする機会もあんまりなくて」
なんだか緊張した面持ちです。
「いろいろ迷ったのですが‥‥」と、
最初に見せてくれたのが
ブルゾンにデニムのこのコーディネート。
(身長166cm・36サイズ着用)
黒のフラットシューズに赤いバッグ。
首には赤が少しきいたストールをくるり。
おしゃれをする機会があまりないとは言うけれど、
ちゃんとブルゾンを自分のものにしている!
聞けば、
「紫のキルティングのブルゾンを持っている」
とのこと。
そうか、キルティングブルゾンは
馴染んだアイテムだったのですね。
息子の尚朗(なおあき)くんは、
白のブルゾンにデニムを合わせてくれました。
「ベーシックで合わせやすかったので、
ふだんするかっこうの上に着てみました」。
(身長173cm・40サイズ着用)
ふたりで出かけることはあまりないというおふたりですが、
並ぶとさすが親子。
テイストが揃ってる。
今回、ふたりで相談したの? と聞いたら、
「ううん、あんまり。
でもかぶらないようにしようねって。それだけは死守」
ですって!
次に着てくれたのはネイビーのブルゾン。
ギャザースカートに、
襟元はパールのネックレスがちらり。
ワントーンコーディネート、いいですねぇ。
(身長166cm・36サイズ着用)
「パールはハタチになった記念に
親からプレゼントされたものなんです」
カジュアルなブルゾンが、
大人のおしゃれ着になりました。
足元はダンスコ。
「ダンスコが好きで、このパテント以外にも、
プレーンな茶色をよく履きます。
これはもう3代目」というくらい、
有子さんにとってなくてはならない
足元おしゃれの味方なんですって。
尚朗くんもおそろいのカラー。
ネイビーブルゾンに白いパンツと
白い靴を合わせました。
大学生らしい清潔感!
(身長173cm・38サイズ着用)
有子さんは、つるっとした面を、
尚朗くんはキルティングを。
こうするといかにも「おそろい」にならないのです。
最後は白のブルゾンを。
(身長166cm・36サイズ着用)
「白は新鮮でした」
という有子さんに、
「これが一番似合ってる」という尚朗くん。
(おふたりのやりとりを眺めながら、
息子もいいものだなぁ、としみじみ‥‥。)
「赤いスカートは、着物地でできているんです。
もう無くなってしまったんだけど、
西荻のお店で4年くらい前に買いました」
と有子さん。
ブルゾンから時おりのぞく、
スカートのサイドについたボタンがいいかんじです。
尚朗くんはグレーのブルゾン。
下に着るのは同系色‥‥? と思ったら、
ベージュのシャツ。
なんと撮影前にバイト先の方から
(尚朗くんは、私もふだんお世話になっている、
某男性誌でアルバイトをしているのです)
いただいたものだとか。
(身長173cm・38サイズ着用)
「これ、似合うからあげる、と言ってくれたのですが、
ブルゾンにも合うし、秋っぽい。
ジャストタイミングでした!」
千里子ちゃんのベストもそうでしたが、
安く手に入れたりお下がりを着たり。
若い子なりのおしゃれっていいものです。
ビルケンシュトックに合わせたのは、
黄色い靴下。
時々、こんな風に足元を派手にするんですって。
「バイト代は服と本で消えてしまう」という尚朗くんと、
「スカート、久しぶりに履きました」という有子さん。
おふたりに共通するのは清潔感かな。
撮影前、ふたりして髪を切りに行きました!
と聞いて、なんだかほのぼのしましたよ。