寝室の改装、その1。
2020年のラストは、
「まさこ百景」で紹介しきれなかった、
つづきの「まさこ百景」を、
伊藤まさこさんが綴ります。
ふだんしていることにくわえ、
新しくできた習慣や、
部屋の模様替え、などなど。
のんびりと、おたのしみくださいね。
我が家はリビングとダイニングのほかに、
ふたつのベッドルームがあります。
私のベッドルームは東向きで、
朝は燦々と日が差し込む、
光の具合でいうとなかなか感じのいい部屋。
‥‥なのですが、
3方の壁(部屋は不思議な形をしています)に、
以前住んでいた人が作った棚があって、
それがどうにも気持ちにしっくりこない。
棚のせいで圧迫感があるし、
A4サイズがぎりぎり入らないという
微妙なサイズ感が
ずっと気になっていたのでした。
「改装しよう」
そう思い立ったのは、
秋の晴れた日のこと。
思い立ったが吉日です。
すぐにいつも改装をお願いしている友人に相談し、
棚を取り、
壁を白いペンキで塗ることにしました。
▲このさい思い切って片づけ。
中に入っていた本は、友人知人の元へ。
そこでぜひともしたかったのが、
部屋に目隠しになる仕切りの壁を作ること。
クローゼットにぎゅうぎゅうに入っていた服を、
その壁の奥に持っていき、
見通しよくしたかったのでした。
▲本棚が取り払われ、壁ができた状態。
右側はこの奥に1.5畳ほどのスペースがあります。
パテ埋めして、乾いたらペンキ塗りの工程へ。
壁に使ったペンキは、
ほかのどこにもない、微妙なニュアンスをもつ
イギリスF&B社(FARROW&BALL)のもの。
色は白。
そう、決めていましたが、
このF&Bのペンキ、
白にもグレーがかったものや、
きなり色に近いものなど、
たくさんある。
うーむ、どうしようかなぁとしばし迷って、
No.59のNEW WHITEという、
あたたかみのある白にしました。
このNEW WHITE、
いざ塗ってみると、とってもいい!
朝は、光をやさしく取り込み、
夜はライトの明かりをおだやかに包み込む。
1日のはじまりと終わりを過ごす部屋に、
ぴったりなのでした。
さて、できあがった部屋の様子はまた明日。
(伊藤まさこ)