REPORT
寝室の改装、その2。
2020年のラストは、
「まさこ百景」で紹介しきれなかった、
つづきの「まさこ百景」を、
伊藤まさこさんが綴ります。
ふだんしていることにくわえ、
新しくできた習慣や、
部屋の模様替え、などなど。
のんびりと、おたのしみくださいね。
ペンキがすっかり乾いたら、
ベッドや椅子を置いて部屋作り。
待ちに待った瞬間です。
壁ができた分、
眠る場所はせまくなったけれど、
気になる箇所がなくなったからか、
かえって広くなった感じ。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5182-800x800.jpg)
「あの棚がなくなるだけで、
ずいぶん部屋の印象って変わるんだね」
とは娘の感想。
棚の中に、
ものがたくさん入っていたからというのもあるけれど、
白と木の色だけになった今は、
すっきりしていて気分がいい。
目覚めもいいし、
寝つきもいい。
もっと早く改装すればよかった!
壁の奥には、
ラックをふたつ置いて服をかけています。
![](/n/weeksdays/wp-content/uploads/2020/12/IMG_5187-800x800.jpg)
ふだん、部屋の入り口からは、
その様子はほとんど見えないのですが、
ちょっとのぞき込むと、
奥のラックにかけた服がちらりと見える。
いろんな色の服が見えると、
煩雑な印象になるから、
見える側には、
白いシャツをかけることにしました。
そういえば、と思い出したのが、
積み重ねた雑誌や本の一番上に、
気に入った装丁の本を置く、
という人生の大先輩のお話。
「そうするだけで、すっきりきれいに見えるでしょ」
と涼しい顔でおっしゃっていましたが、
なるほど!
ほんの少しの工夫で家はもっと過ごしやすくなる。
ほかの誰のためでもなく、
自分のためにする、
「小さな工夫」、
まだまだありそうだなぁ。
(伊藤まさこ)
2020-12-24-THU