見せたくないもの。
2020年のラストは、
「まさこ百景」で紹介しきれなかった、
つづきの「まさこ百景」を、
伊藤まさこさんが綴ります。
ふだんしていることにくわえ、
新しくできた習慣や、
部屋の模様替え、などなど。
のんびりと、おたのしみくださいね。
家の改装をしていると、
ハタと気づくことがあります。
それは、
ドアノブや扉の取っ手、
コンセントカバーなどのこまごましたパーツが、
気軽に見つけられないということ。
ドアノブと取っ手は、
真鍮の古いものを見つけてやれやれ。
今の懸念事項は、
コンセントカバーをどうするかということ。
間に合わせでは買いたくないなぁと思いつつ、
今の家に越して早2年。
気になるものは、ひとまず隠すことにしています。
リビングの窓辺に取りつけた
ライトのコンセントは、
本を置いて目隠し。
これだけですっきり見えるものです。
その他、コンセントの差し込み口の前に、
絵を置いたり大きなかごを置いたり。
コンセントって、
必要ではあるけれど、
なにも家の中にこんなにいらないんじゃないか?
とも思う。
いつか一から家を作る機会があったら、
この問題は、
家の間取りや、
壁の質感を決めるくらいの重要案件です。
さて、
それ以外に気になるものといえば、コードの類。
ダイニングに置いた丸い木のボックスは、
背面に穴を開けて、中にWi-Fiルーターを入れました。
(穴にコードをさして、
後ろのコンセントにつなげています。)
時々使う延長コードもこの中に。
古いかごの中には、
パソコンのコードやスマートフォンの充電器を
入れています。
電気関係のものは、
必需品ではあるのだけれど、
それが目に見えるところにあると、
どうにも落ち着かない。
それらを隠してくれる、
かごや木のボックスには、
日々、本当にお世話になっているのです。
みんなはこの問題、
どうしているのかな。
こんなに気にするのは私だけなのかしら?
(伊藤まさこ)