中里花子さんのマグカップ、
わたしの使い方。
伊藤まさこ
中里花子さんと伊藤まさこさんが
時間をかけてやりとりをして、完成したマグカップ。
サンプルの段階から使っている伊藤さんがいうのは、
「飲み物だけじゃなく、いろいろ使えるんです」
っていうこと。
ん? どういうこと? マグカップって、
飲み物をいれるためのものだと思うんですけれど!
そこで、じっさいに伊藤さんが
自宅でどんなふうに使っているのかを
レポートしていただきました。
なるほど、たしかに、飲み物だけじゃない!
一日のはじまりに。
[ブルージーンズ・小]
たっぷりのカフェオレやミルクティーに
ぴったりな大きなサイズは、
スープにもいいんです。
お皿の上に、
スープを入れたカップとパンをおいて、
朝ごはん。
一日のはじまりに、ぴったりではありませんか?
かぼちゃのスープに合わせたのは、
ブルージーンズ。
この色合わせ、最近とても気に入っています。
「白い器を使うことが多い」という方は、
勇気がいる色かもしれないけれど、
じつはふだんから染つけの器を目にしている
私たち日本人にとって、なじみのある色。
暮らしにすーっと入ってきてくれるので、
ぜひとも使ってみていただきたい!
3色あるので、悩む方も多いと思いますが、
揃いでなくてもいい(ひとつでも)のが
マグカップのいいところ。
持っていなかった色に挑戦してみる機会です。
飲み物だけじゃなく。
[ブルージーンズ・大と小]
大きめマグにはコーヒーをたっぷり。
小さめマグにはお菓子を盛って。
持ち手がついているから、
つい飲みものを‥‥と思うかもしれないけれど、
「こういう形の器」だと思うと、
使い道が広がります。
見た目もほら、新鮮。
コーヒーの時間にと、
えらんだのはブルージーンズ。
「かわいい!」とweeksdaysチームでも
盛り上がったネーミングが気に入っています。
男の人の部屋にも似合いそうな、
マグカップ。
プレゼントにもいかがでしょう?
ならべておく。
[ばらばらに、ぜんぶ]
家で毎日使っていてわかったこと。
それはいつ眺めても、何度見ても、
「いいなぁ」って思う器だということ。
ふだん食器棚に収納せず、
こんな風にシルバーのトレーに並べて、
ダイニングの一角に並べているのですが、
ふとした時にこの様子が目に入ると、
うれしくなる。
気に入った絵を見た時の気分と同じなのです。
色はあえてそろえず、
「今日はこれ使おう」なんて、
その日の気分で変えてもいい。
朝と夜で使うマグを使ったっていい。
マイマグカップにして、
自分の色を決めるのもいいなぁ。
洗って乾かす時に目にするこの光景も好きです。
もともとは
釉薬がかかっていない底の部分を
乾かすためにしていたのですが、
使う前、出番を待っている様子とも、
お茶などを入れた時の様子とも違う。
裏返った、ころんとした様子が
なんともいえずかわいいんです。
一口大のポトフカップに。
[3色・大]
大きなサイズは間口がおよそ9・5センチ。
ポタージュスープだけでなく、
一口大に切ったポトフだっていけます。
ちょっと温かい何かを飲みたい時、
こんな風に盛れば、きっとみんな喜んでくれるはず。
お腹も気持ちもほっとする時間を作ってくれます。
色はぜんぶ変えてみましたが、
それぞれにポトフが似合っている。
スプーンをそえてどうぞ!
朝食に、グラノーラとフルーツを。
[ホワイト・大]
ホワイトのマグに、
グラノーラとヨーグルトといちごを入れました。
やっぱりかわいい、白と赤の組み合わせ。
ブルージーンズには、
バナナとヨーグルトと
メイプルシロップが似合いそう、とか、
ダークブルーには、
ブルーベリーのヨーグルトが似合いそう、とか‥‥
朝ごはんの妄想が広がります。